ファンキー末吉楽曲配信サイト

2011/04/04

貧乏人が村を追われる日・・・

北京に帰って来たら向かいの院子から音が聞こえている。
ふらふらと遊びに行ったら貧乏なミュージシャン達がリハをしていた。

BinbouBandRh.JPG

うちのスタジオでは張張が雲南省ツアーのためのデータを作っている。
「メシを買って来たから食おう」
と言うので
「ビールがなきゃいやだ!!」
というと
「隣の院子が宴会してるからもらって来よう」
と窓越しにビールがやって来る。

我が院子、この世の天国のロックステイションなのだが、
ここに来て物価の値上がりとかも凄まじく、
ついに家賃もまた値上がりした。

6年前ここを借りた時の既に倍近くなっとるやないの!!

貧乏ミュージシャンは天然記念物のトキのように、
また住むところを追われて遠くに行かねばならないのか・・・

事実、この村は数年後に取り壊しになるという話である。
一昨年のある日、大家が勝手に院子に屋根をつけた時には、

「中国政府がここを買い取る時に、
院子(庭)だと人が住んでないので金にならんが、
家屋のように見せかけると金になる」

ということでせっせこ仮説の屋根を作っては数日後に撤去していたが、
ふと見ると今度はせっせこ2階を作っているようだ。

YuanziGaiErLou.JPG

なんでも
「2階を建ててると倍金がもらえる」
ということらしいが、
2階なんか作られたら自慢の院子(庭)は意味をなさなくなってしまうし、
朝から天井でとんちんかんやられる住民にとってはいい迷惑である。

うちにはアホのエンジニアと共にもうひとり居候がいるが、
彼は騒音にたまりかねてスタジオに非難した。

StudioFuton.JPG

うち(八王子)でも
酔い潰れて帰れなくなったえとーさんはうちのスタジオで寝たりするが、
こちらは基本的に土間なのだから、
そこに布団を敷いて寝た方がよいというのはよっぽどである。

村の中でもちょっとでも金をもらおうという算段で改修工事ばっかやっている。

こういうのを中国語で「騙銭(Pian Qian)」という。
偏見を承知で言えば、
国民のほとんどが「人を騙してでも儲けられればいい」と思ってるこの国で、
本当の意味でも「民主主義」なんてまだまだ先に話である。

同じカテゴリの記事