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2015/10/15

映画音楽いよいよ大詰め!!

突然「25日までに全曲納めてくれ!!」とミッションが下った!(◎_◎;)

まあ当初から「10月に放映する」と言ってた気がしてたがそれはいくら何でも無理なので忘れていたが、ひょっとしたらワシと制作側とのやり取りを見ていたLaoLuanが見るに見かねて期日を決めてくれたのかも知れない・・・

通常テレビドラマの仕事は最初から5話とか10話とかまでに音楽を貼り付けて、
「あとはそっちにお任せしますわ〜」
と言って仕事納めにしたり、
もしくはこちらは音楽を作るだけで貼り付ける専門の業者に発注したりすることもある。
(中国だけのシステム?日本ではどうなの?・・・)

今回は監督が非常に音楽好きで、2Mixと共に大体20トラック以内にまとめたマルチトラックを納めればいいことになっている。

自分でいろんなトラックをミュートしたり、
特定のトラックをミュートしたりいろいろするらしい・・・!(◎_◎;)

まあそんなこんなで今回は貼り付けの作業が要らないので楽は楽なのだが、
どこに貼り付ければいいのかわからない音楽を一生懸命作り続けるのも大変である。

25分ぐらいの宣伝用ダイジェストムービーが送られて来て、
「これに貼り付けてるような音楽作ってね〜」
と言われるのだが、
これなら別に中国語わからなくてもいいので仮谷くんとかへーすけさんとかにも作ってもらってたのだが、
ここに来て新しいニューフェイス(日本語変か?)が登場!!

Sonoda.jpg

園田芳雄くん・・・通称小雄(XiaoXiong)
なんと日本人なのにこちらで映画音楽やって食っているというツワモノである!!
しかも中国人と結婚してもう10年日本人と会ったことがないというので日本語がちょっと変(笑)

彼はオーケストラのアレンジや譜面も書けるというので、
今までワシがひとりでやってた仕事を完璧に分担することが出来る!!

とりあえずはワシがアレンジした弦のパートを全部MIDIとWAVで出力して彼に渡す。
小作品はもうこのWAVでよければ生は入れないし、
生っぽくなければ彼にMIDIから別のWAV作ってもらって、
生でレコーディングする曲は彼に譜面を出力してもらえればよい!!

とりあえずリズム録りに専念して昨日やっと全曲録り終えた!!

ベースはうちに居候している渋谷有希子、
ギターは北京で生まれ育った居酒屋兆治の田端さんの息子田端翔くんを稼働!!

TabataShoRecording.jpg

抗日映画なのに日本人ばっかやな(笑)

どうやら今回のようなテレビドラマの音楽は、
曲の長さが全部合わせて50分ぐらいならもう仕事納めらしいが、
最初のうちは長さをカウントしてたがもう完全に50分は超した時点でカウントをやめた(>_<)

宣伝用のサンプル映像は短い時間でいろんな場面を見せて見る人を惹きつけておかねばならないことから、当然ながらドンパチ系のアップテンポの音楽が多様されるが、
大元の映像を見てみると決してこんなにテンポ感は速くない。

むしろゆっくりとした場面が多いのでワシは頼まれもせずに大元の映像に合わせていろんな音楽作っていってたから必然的に長い曲が多くなってしまうのだ・・・。

分数だけで仕事をしたらとっくの昔に終わっているのぢゃが、
やはりどうせやるならちゃんとレベルの高い仕事をしたい。

この仕事は元々はLuanShuが受けたもので、
何やら忙しさと高レベルの作品へのプレッシャーで潰れてしまって出来なくなったらしい。

それでワシのところにお鉢が回って来たわけだが、
まあこのレベルの作品を第一線で作り続けてたら潰れるわのう・・・

ワシなんかもう次の仕事来たらこのレベルの作品はもう生み出せんし(笑)

LuanShuは元々張張に仕事を発注しており、
映像を見ないうちから張張は頼まれて既に幾つかの楽曲を作っていた。

ワシが仕事を引き継いだということはこの張張の仕事も使ってやらねばならん。
まあお互いいろんな仕事を持ちつ持たれるでやってるのだからこれも「助け合い」である。

ところがそれを制作側とか監督とかに提出するのに色々とテクニックが必要である。

全画面を見てその適当な場所、
「何分何秒のところにぴったりの音楽を作りましたんで聞いてみて下さい」
と言って提出する。

もう何が何やらわからんので表に書いて整理!!

DianShiJuGongZuoBiao.jpg

それぞれ作った人は責任持って自分の作ったマルチトラックをエンジニアの方言(FangYan)に送ってね〜
その時にファイル名を必ずこれと同じにしてね〜
仮タイトルでファイル送られてももうどれがどれだかわからんからね〜

21日に大きなライブがあるので、
(まあライブはワシにとっては「お休み」みたいなもんぢゃが)
方言よ〜生オーケストラが入らない曲はもう先にミックスするのぢゃ!!
22日には生オーケストラ録って、あとは歌入れして終わり!!

・・・って歌誰が歌うの?!(◎_◎;)

歌う人決まらんかったらキーが決まらんから弦のアレンジ出来んのよ〜
(まあリズムも基本的にはそうなのぢゃが中国は「キー変わるかもわからんからその時はもう一度弾き直ししてね」で発注出来る)

主役の女優さんが歌うの?
ワシ知らんからね!!歌のディレクションはせんよ!!(怖)

作詞は売れっ子の「L」という作詞家に発注したらしい。
いろんな賞の授賞式などにドラマーとして呼ばれた時には必ず何かの曲で受賞している一流作詞家である。

「あいつに頼んだらむっちゃ高いんちゃうの?」
LaoLuanにこっそり耳打ちする。

「そうなんだよ・・・」
とLaoLuanがしかめっ面で首を縦に振る。

こちらは「印税」という概念がないので曲や詞は基本的には「買取り」。

「ヤツって今いくらでやってんの?」
恐る恐る買取額をリサーチしてみる。

「まあうちの仕事だったら安くしてくれてこれぐらいかな・・・」
LaoLuanはしぶしぶと指を二本立てた。

「2万元?!!(◎_◎;)」

ワシが一番売れっ子の頃、国内最高額として設定したギャラが1万元、
もう10年経ってるとは言え、2万元っつうたら今日本円で40万円ですよ??!!

安くしてこれぐらいなんだから他では4万元取ってたりするだろう・・・
1曲詞ぃ書いて80万円!!(◎_◎;)

いやぁ・・・日本の買取料金ってまだ7万円?・・・
もう既にゼロがひとつ違う世界やな・・・(恐)

「いや、高くてもな、彼ぐらいのレベルの作詞家に発注するところに意味があるんだよ」

まあ映画音楽の主題歌とかもよくやってる人なので、
物語の世界観をうまく詞ぃに入れ込んでくれたりのスキルが高いから助かるは助かる。

エンディングテーマのデモを聞かせたって
「詞がないからわかんない」
と突っ返すのが今回の制作側である。
(まあどこでもクライアントというのはそんなもん)

詞が御門違いだったら「曲が悪い」と言いかねないのでこれは非常に助かるは助かる・・・

「まあね、高いのは高いけど、詞にはL、曲はFunkyさんっつう大御所の名前を並べることこそが何よりの説得力なんだよね・・・」

おいおい・・・ワシ・・・大御所?!(◎_◎;)

だったら同じギャラくれ〜いや半分でええからくれ〜!!!(号泣)

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