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2010/12/17

だいたいがそんなに予定通りにいくわけがない・・・

北京空港に着いたらすかさずアホのアシスタントに電話する。

「んで? 最初のレコーディングは結局誰になったの? BeiBei?」

その最初のレコーディングの人がミーティング終わりでワシを2時に迎えに来て、
そのまま一緒に院子に帰ってレコーディングという段取りになっている・・・

・・・はずである・・・

「あ、BeiBeiはレコーディングしないそうです」
ひょうひょうと答えるアホのアシスタントにちょっとキレそうになりながら、
「あ、そう。じゃあ紅焼肉楽隊は?」

紅焼肉楽隊のことはよくわかりませんが・・・私のレコーディングは明日の朝9時です」

だいたいワシは数日前から彼に、
「滞在時間は2日間だけである。
BeiBeiが2日間押さえているが、紅焼肉楽隊もやりたいというので、
お前が全てに連絡取って時間調整して、
最初にレコーディングする人が2時にワシを迎えに来て・・・」
とメールを書いているのに、
結局こいつは自分のレコーディングしかブッキングしてないのだ・・・

力なく電話を切ってBeiBeiに電話する。
「今日はレコーディングないの?!!」
心なしか語気がちょっと荒い・・・

「あれ? ファンキーさんは今回は紅焼肉とか他の仕事が忙しいんでしょ?」
「他の仕事は関係ない! お前はやるのかやらないのか?!!」
「いや今回はベースの韓陽がツアーでいないから出来ないんです・・・」

元はと言えばこいつが
「ファンキーさん月末に一度リハーサルして、
じゃあ来月は16日と17日に2日間かけて録っちゃいましょう」
というから今回の行程を組んだのだ。

日にちを決める前にちゃんとミュージシャンのスケジュールを押さえとかんかい!!!

というわけでデブに電話する。
「いつでもレコーディング出来るぞ!!メンバー招集しとけ!!」

力なくラップ歌手のミーティング場所に着く。
このプロジェクトだけがちゃんと前金をもらっているのでこちらとしても力が入る。
予定をオーバーしつつ中国の音楽市場について力説し、
大体の方向性と今後のスケジュールを決め込んでゆく。

後は旧正月にそのラップ歌手を日本に招聘して、
そこでリーディングソングを数曲レコーディングしてそのままTD。
旧正月開けにはその他の楽曲を仕上げて、
予定通り春にはアルバムをリリース・・・と・・・

「ところで新曲が全然上がって来ないんだけどどうしたの?」
とちょっと元気のないラップ歌手を心配してみる。

「彼はちょっと心情不好なんだ・・・」
と周りが笑いながら言う。
「何だ何だ? 色恋沙汰か?・・・ま、いい。日本にはその彼女も来るんだろ?
温泉連れてってやるから!! お前は全身入れ墨なんで無理やけど・・・」

冗談も交えながら普通に受け答えていたが、
後で聞いたら色恋沙汰から派生した暴力沙汰だそうである。
まあ彼は被害者なのだそうだが、今中国ではネットで大きく騒がれているらしい・・・

「それより何より彼のビザって本当に下りるんですか?・・・」
スタッフが心配そうに聞く。

聞けばどうやら犯罪歴もあるようだ・・・

ワシの横にちょこんと座っているおとなしい少年・・・
ステージでは全中国の若者を魅了するこの少年は実はとどのつまり・・・

・・・全中国の不良の親玉なのだ・・・そしてワシはその親分・・・(涙)

ビザは下りんじゃろ・・・旧正月明けたら北京でゆっくりレコーディングしましょう・・・

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