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2010/11/09

レコーディング3本

中国で「仕事」と言ってもそれが即「仕事」となることは少ない。
昔は「胃袋で仕事する」と言われてたように、
まず一緒にメシを食って、そしてやっと「仕事」になったのだが、
もう中国に来始めて足掛け20年にもなると最近はそれもない。

その代わりやっぱり「話半分」に聞いてないとダメである。
「これをやるから頼むよ」
と言われてそのまま順調に仕事になることは少ない。


ラップ歌手のアルバムも全然動いていない。
「じゃあお金提示して」
と言ったら全然よりつかなくなるのだ。

しかしもう「契約した」と言うからあと一歩だろう。
「お話ししたいことがある」とまた呼び出されている。

そんな時は
「毎日院子でレコーディングしてるからお前が来い」
と言っておく。
いちいち付き合ってちゃ身が持たない・・・


昨日は張張紅焼肉楽隊を連れて来た。

というより
「僕も紅焼肉楽隊に入ったんだ。
メンバーはこれで全部、つまりドラマーがいないんだ。
ロックと言えばファンキーさん、是非ドラムを叩いてくれないかなあ・・・」
と言う。

じゃあとりあえず音を出してみよう・・・
ということでレコーディングスタジオにアンプやらPAやらを持ち込む。
うちも別部屋にちゃんとリハーサルスタジオを作っておいたのだが、
隣の布衣のリハスタでやった方が早いので今では倉庫になってしまっている。

RehearsalInYuanz.jpg

Wyn Davisの「ブースには物を置くな」という言いつけを守って、
最初はがらんとドラムだけだったのが、
ギターダビング用にアンプは数台起きっぱなしだし、
ベースアンプからPAまで来てしまったらちょいと狭い・・・
部屋鳴りを重視してドラムを隅っこに置いてないのでなおさらである。

しかし八王子のスタジオで8人でリハーサルしたことを考えるとまだマシである。

リハが終わり、「じゃあこんな感じでアルバム1枚録ろう」ということになって、
張張にちょいと耳打ちした。

李漠(LiMo)の話、聞いたか?
メンバーがちゃんとレコーディングfeeについて話し合ってないと、
結局契約は歌手名義になって一銭ももらえないということになりかねんよ。

中国は印税がないので、収入は全てライブでの収益にかかっている。
しかしレコーディングして発売されたアルバムが歌手名義になると、
ライブも歌手名義になって、そのギャラをバンドで等分する歌手は少ない。

来週からレコーディングしようという話になっているが、
どうせまた金の話がちゃんと出来なくて延びてゆくのだろう・・・


ちゃんと順調なのは今日からレコーディングが始まるBeiBeiの2ndアルバムだけである。

順調と言っても
「2枚目作るぞ!!」
と言い出してもう半年ほど経っているのでその程度のものなのだが・・・


また中国では実際に仕事が始まったら〆切が異様に早い。
(まあ始まるまでもたもたしてるんだから当たり前なのじゃが・・・)
だからきっと年末はこの3つのレコーディングを同時にやってるような気がする・・・

とりあえずやっつけられる仕事からやっつけてしまおう・・・

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