ファンキー末吉楽曲配信サイト

2010/07/27

北京なう!!・・・トイレの話・・・

北京のトイレ事情は昔からいろんなところでネタにされているが、
今では我が貧民街を除いてはかなり改善されている。

我が貧民街は下水(中国語では汚水という)が完備されてないので
基本的には汲み取り式のぽっちゃんである。

「トイレ」という「箱」はあるが「大便室」という「箱」はなく、
基本的には穴がいくつか開いてあるだけで仕切りはない。

BeijingToilet1.JPG

ワシも中国に来はじめて20年以上になるが、
今だにここでウンコをする勇気はない。
ましてや日本人である嫁はや、
ということで、
北京ファンキースタジオにはキャンプ用の移動式トイレを買った。

BeijingToilet2.jpg

まあこれでもスターなんかがレコーディングに来ると、
「こんなところで用は足せない」
と言うのだから中国人も弱くなったもんだ(笑)

このトイレは風呂場の中にあり、
(と言ってもコンクリートの同じ「箱」の中というだけだが)
ワシがシャワーを浴びに行くと、
きっとLaoWuのところに泊まっているのであろう見ず知らずの若い衆がウンコをしていた。

昔はギョっとしたもんだが今では慣れっこで、
そのまま服を脱いでシャワーを浴びる。

トイレはシャワーの方に向かって設置(というほどのもんでもないが)されていて、
一応仕切りのカーテンは用意してあるのだが、
誰も使わないのでもうボロボロになってしまっている。

つまり見知らぬ同士がすっぽんぽんで対峙してそれぞれの用を足しているのだ。

慣れとは恐ろしいものだ。
今では別にぽっちゃんトイレでウンコも出来る。

というかそうせねばならない状況に陥ったらそうなってしまうのだ。

あれは貧民街に暮らしてしばらくしての頃。
ワシは日課であるジョギングで村はずれを走っていた。

よくある話でウンコしたくなり、勇気を持ってぽっちゃんトイレに飛び込んだ。

村はずれの人通りのないトイレであるが、
往々にしてそういう時に限って先客がいる。
3つ並んだ穴のど真ん中にしゃがんで新聞を読みながらウンコをしているので、
どうしてもそのオッサンの隣にしゃがむしかない。

しゃがんでブリブリとやってはたと気がついた。
「ジョギング中なので紙を持って来てないではないか!!」

もちろんそんなぽっちゃんトイレに紙など常備しているはずはない。
このまま拭かずに家まで走るか・・・その勇気もない。

どうせ勇気が要るのである。
ワシは中国人がよくするように隣のオッサンに声をかけた。

「ニイハオ!!」

後はお決まりのウンコしながら世間話である。
初めてぽっちゃんトイレに入ってウンコした時、
後から隣に入って来たオッサンに声をかけられて
「何じゃこいつ!!やめてくれー!!」
と思ったが、今回は立場が逆である。

「新聞にいいニュースはありますか?」
相手は新聞を読んでるんだからこの会話しかない!!
そしてしばし意味のない会話をした後にオッサンが立つ。
すかさずワシは言った。

「読み終わったその新聞くださいな!!」

中国で生きてゆくのは全くもってバイタリティーが要る・・・

同じカテゴリの記事