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2010/03/23

木村さんライブ

昨日は木村さんのライブだった。
「独演会」と銘打ってたのでひとりでやるのだろうと思ったらやっぱひとりだった。

こんな感じ。
KimuraLive.JPG

いやーよかった!!
一言で言えばそれで全てが終わってしまうのだがやっぱよかった!!

これはなあ・・・人間国宝やで・・・

一緒に見てた二井原なんか感激しまくって
「生き仏様やで・・・」
とつぶやいていたし。

文句無し!!

木村さんは北京で一度一緒にライブをやったことがあるが、
その時も見てた中国人も唖然としてこう言ってた。

天才か!!

そう、世の中には「売れてる」と言われてる歌手がたくさんいるが、
その多くは「売れている」ことだけが偉くて歌が「絶対的に」うまい人はそういない。

その証拠に今売れているとされている誰々さんと誰々さんと木村さんが、
その人達のことを全然知らない外国に行って、
宣伝費だ見せ方だ何だかんだ全部取っ払って、
その「歌」だけで勝負して誰がこの天才に勝てる?

歌そのものよりも売れてることが大事とされるあの世界にワシもしばし足を突っ込んでいたが、
久しぶりに心を洗い流される思いがしたこの日の木村さんの歌であった。

涙が出て来た。

笑いと泣きと緩急自在にあやつるテクニックと言うと作為的で全く当たっていない。
あれは天性でやっているのだ。
何の計算もない!!

どうして泣けて来るのか考えた。

ワシは北京で老呉(LaoWu)にこんなことを喋ったことがある。
「お前らのファンはなあ、どうしてお前らのことが好きだと思う?
みんなこの世知辛い世界で、人を蹴落としたり蹴落とされたり、
浮かび上がろうともがいたり、浮かび上がれないと嘆いたり、
みんなそんな風に世知辛く生きてるんだ。
世の中は目まぐるしく変わっていって、
それについていけないやつは世の中から取り残されてしまう。
だからみんなわけがわからずがむしゃらに頑張ってる。
わけがわからないから取りあえず金があればと思う。
名声があればと思う。
悪いことしてでもそれを手に入れようと頑張る。
でもそんなもの手に入れたってもっと金持ち、有名人が上にいて、
そこに行くためにはもっと頑張らなきゃなんない。
金持ちが偉いんじゃない。
有名人が偉いんじゃない。
でもそれしか思い浮かばないからそうならなきゃなんないんだと思う。
疲れ果ててどうしようもなくなってお前の歌を聞く。
14年間全然浮かび上がらないアンダーグラウンドバンドの、
14年間歌い続けた歌を聞いて、
ああ、こいつだけは変わらない、だから俺は生きてゆけるんだ・・・
そう思って涙するんだ」

ふとステージで歌う木村さんを見た。
「もっと長くブルースを歌い続けてる人がここにいるじゃないか!!」

だから感激するのだ。
この人が歌を歌っている。
いつまでも変わらずにこの歌を歌っている。

「嫌んなった〜もうダメさ〜だけどくさんのはやめとこう」

だからみんな生きてゆけるのだ。

この日は酒量が限界量を越えたようだ・・・

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