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2009/08/21

久しぶりの北京

夜遅く着いたのでわからんかったが、
よく見るとトタン板で屋根が出来ていた。

YuanziNewRoof.JPG

院子らしさが全てなくなってしまったが、
直射日光が当たらないぶん少し涼しいようだ。

それにしてもこの木は実は雑草。
切っても切ってもすぐに屋根より高く育ってしまう。
中国人のたくましさを象徴するような雑草である。


まあ今回もいろいろたまった仕事をせねばならないのじゃが、
それよりももう完パケのスケジュールが迫っているX.Y.Z.→Aの10周年記念アルバムのストリングスの手配が一番重要である。

今回は既に毎月のライブで新曲を1曲づつ発売しているので、
それらの曲も全てリミックスし、
更にはストリングスを入れられる曲は積極的に入れてゆこうということになっている。

成田までの道のりで既に発売した7曲を聞いてみると・・・
これが入れようと思えば全部入るのよ・・・
メタルにストリングスって・・・合うなあ・・・

とりあえずいつも使っているスタジオのオヤジ、
いやいや彼とももう20年来の付き合いでもう家族みたいなもんなのじゃが、
彼にちょっと相談してみる。

「例えば7曲録音したらいくらになるかなあ・・・」

中国がいくらストリングスが安いと言っても、
7曲全部入れたらそれなりに高い値段となる。

日本では1時間いくらで値段を換算するが、
中国では1曲いくら。
前回Wingsの時にはちょっと裏技を使った。

通常5分を超えると(最近は3分になってるらしいが)2曲分と換算されるので、
とりあえず分数は言わず、ストリングスが入る部分しか聞かせない。
弾いている時間が5分以内だから10分を超える大曲でも1曲でいいでしょ、
というわけである。

また、本当はM1の「Heavy Road」とその大曲の「Wings〜Fire Bird」は別の曲なのじゃが、
実はメロディーは同じメロディーであることから、
「ほら同じ曲でしょ。イントロで使うから」
と嘘を言って全部で1曲にしてもらっている。

今回も1曲フルでストリングスを入れる曲よりも、
おそらくサビだけとかそんな使い方をしたり、
それよりも何よりもイントロダクションで使おうと思っている小曲までを1曲と換算されてはたまらない。

「今回は1曲いくらではなく、時間いくらでやってもらえない?」

まあ長年の付き合いである。親身になってストリングス隊と交渉してくれる。
「ま、弾いてくれる人達もみんな友達だから悪いようにはせんじゃろ」
と彼が言うように、
ワシはもう既に数十曲ここでストリングスをレコーディングしているが、
来るのはいつも同じメンバー。
トップのスタジオミュージシャンはいつも同じ連中となるので、
(これは小沢征爾が指揮をするときも同じ)
当然ながらワシとも顔なじみである。

彼らにとっては譜面の準備が完璧で仕事が早いワシの仕事は「ありがたいお仕事」である。
うちの院子の木のようにたくましい中国人と値段交渉するのは本当に骨が折れるが、
交渉を頼んでいるのも中国人なのでまだマシである。

交渉が成立したら日本帰ってひたすらストリングスアレンジをやるぞ!!
うまくいったら全曲ストリングス入れたりして・・・

それも全てはこの値段交渉次第である。

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