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2007/01/28

Wyn来たりて風邪を引く

Wyn Davisと言えばロック界では世界的に有名な大御所エンジニアである。
彼のLAのスタジオ、「Total Access Studio」には、Guns and RosesやDokenなどのプラチナディスクがところ狭しと飾られ、レコード棚にはそこでレコーディングしたXYZのCDが申し訳なさそうに末席を飾る。

1999年にXYZのデビューアルバム、「Asian Typhoon」をレコーディングしてからの付き合いなので、もうかれこれ8年がかりの付き合いになるのだが、何の縁なのか、一度も日本に来たことがない彼が今回でもう3回目の北京である。

1度目の北京は当時プロデュースしていた零点のコンサートのライブレコーディングのため。
そして2度目の北京は我がファンキースタジオを作りにやって来てくれた。

つまり過去2回はワシに呼ばれてやって来たのじゃが、今回だけは違う。
「ファンキー、むっちゃ安いチケットがあったんやけどその時期なんかプロジェクトないか?」
とメールが来たのである。

何かと言われても、Wynを呼べるだけのバジェットがあるバンドは中国ではまあ零点ぐらいなもんやし、今ワシが手伝ってるバンドは布衣を含めみんなペーペーのド貧乏である。
あと、BeiBeiと言うギタリストのアルバムも手伝っているので、
「お前ら、10曲言うても絶対無理やろうから、5曲分づつ金だして半分づつやってもらえ!」
ってなもんでWynの相場からしてみたらタダ同然の値段でまた北京までやって来てくれることになった。

200kgを越すと言うWynは例によって飛行機の座席が二人分必要じゃが、今回はお母さんも一緒に連れて来て、二つの座席をお母さんと一緒にシェアしながらやって来ようと言うことになった。
お母さんは痩せているのでふたりで座席二つ分と言うことである。

さて、お母さんは中国どころかアジアは初めての旅行である。
メールでさんざんやりとりをするが、LAで暮らしてる人たちにはどうもこの北京の寒さはピンと来ないようである。

「アメリカで言うたらアラスカ行くようなもんやからね(行ったことないが・・・)!死ぬほど厚着して来なアカンよ!」
とは言うものの、
「まあ寒かったら現地で防寒着買いますわ」
と非常にのんびりしている。

「お母さんのは買えるかもわからんが、Wynのはまずサイズがないよ!」
とさんざん言うのじゃが、
「うちの息子は非常に暖かいBodyを持っているので大丈夫ですわ」
とのんびりしている。

何せ、肌寒い秋の北京に、ワシはもう冬服を着てたと言うのに最後まで半そでで通した人である。
ひょっとしたらマイナス15度の北京にも半そでで来るかも知れんと思ってたら、本当に半そでに薄い上着を着ただけでやって来た。

WynAndMama.JPG

みなさん!本当にこの薄い上着の下は半そでのTシャツなんです!!!

見てるワシが風邪を引いてしまい、ひとり天安門や万里の長城などを観光していたお母さんが風邪を引いてしまい、最後にはやはりWynも風邪を引いてしまった。

そりゃそうじゃろ・・・

と言うわけで、鼻水をすすりながら10曲トラックダウンをし、また激安チケットの過酷なトランジェットでLAに帰って行った。
ワシはまだ風邪で寝込んでいる。


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