
寧夏省は日本では「香取慎吾の西遊記の映画を撮ったところ」として有名(?)であるが、
もうひとつの側面は「回族自治区」としての側面も持つ。
「同化政策」の一環もあり、
また文化大革命の「下放」の影響もあり、
銀川という街には漢族が多く住むが、
それでも街中にはイスラムの服装や建物をよく目にする。
今日の昼飯は「また別の羊肉」をということで、
ホテルから歩いてそう遠くないところに連れて行ってくれた。
イスラム寺院。
いろんな考え方があるが、
「中国は宗教を弾圧している」
という面もあるだろうが、
他民族国家としてそれぞれの民族の宗教を認めている面もある。
昔チベットでラマ僧と問答をしたが、
ワシが感じるのは、双方がギリギリの線でそれぞれを守っていて、
そのバランスが崩れた時に何か問題が起きるのであって、
国が必ずしもそれぞれの民族や宗教を弾圧しているようには見えない。
もちろんワシは民俗学者でも何でもないわけで、
これはこちらで暮らして肌で感じる感覚であって、
日本で暮らしながら外から中国を見て頭で考えているお偉いさんの感覚とは完璧に違うのである。
さて別にここまで来たのは民族や宗教に対して考えようとかそんなことではない。
「とびきり旨い羊肉を食う」のだ!!
そのイスラム寺院の向かいに小さな路地がある。
大きなレストランなどひとつもなく、
鶏肉や羊肉などがそのまま軒下に吊るされている食材店や、
店内にテーブルが数えるほどしか無い小さなレストランが並んでいる。
どれも看板の上にはアラビア語でイスラムマークがあり、
これはイスラムの教えに則って、
「豚肉を使わず、神様にお祈りを捧げて捌いた肉を使ってますよ」
というマークである。
当然ながら敬虔なイスラム教徒はこのマークがあるレストランでしか食事をしない。
そんな中のひとつのレストラン。

門構えからしてピンと来るこれは「美味しい」レストランである。
中国という国は門構えがいいほど不味いという法則がある。
以前つんくが北京に来た時、
「美味しいものがひとつもなかった」
とボヤいていたのは、
そんな高級なとこばかり連れて行かれるからである。
地元の人が行く小汚いレストランほど旨いものはない!!
ましてやこのレストランのシェフは、
以前このイスラム寺院で働いていたというのだから、
どんなものが出て来るかが楽しみである。
老呉(LaoWu)が頼んでくれたのが「炒烩肉(ChaoHuiRou)」
言わば「羊肉やきそば」である。
これがまた絶品!!
やっぱ羊肉自体が全然違う。
老呉(LaoWu)に高級寿司店でトロをご馳走した時、
「旨い!!寧夏の羊肉と同じ味だ!!」
と言ったが、
文字通り「大トロを焼きそばにしてピリ辛に炒めている」ようなもんである。
中国人は大阪人のように主食をふたつ一緒に食べないが、
この料理はさすがにご飯が進む。
満腹のままドラムクリニックの会場であるライブハウスへ・・・
