ファンキーはんと大村はん北海道ツアーが始まっている。
実は今回のツアーでは実験的に「お持ち帰りCD」というシステムをやり始めているのだが、まず購入したのがこれ!!
CDデュープリケーター!!つまりCD複製機である。
このサイトを見つけて通販で買った!!
色んな問い合わせをしたかったので、中国からSkypeで電話をして聞いたら、
技術の人というのが相当なオタクなのか、
嬉しそうに懇切丁寧に説明してくれてムッチャ好感を持った(笑)
聞きたかったことは
「パソコンで取り込んだ音源を直接このデュープリケーターで焼けるか」
ということだったのだが、結果的にはそれは出来ない、マスターCDが必要ということである。
1プロセス増えるが、まあパソコンで焼いて、それをマスターにしてこれでバンバン複製すればよい。
問題は「何枚いっぺんに焼けるか」ということだが、
これが値段によって様々・・・
そんなに何十人の客が「欲しい」と言うとは思えないので、
とりあえず安価な「3枚同時に焼ける機種」にした。
さてそして一番問題なのは「どのように録音するか」である。
色んなミュージシャンが「ZOOM」という録音機器を使っているのを見てたので、
貸し出してもらえないか飛び込みで担当者に連絡してみた。
担当者はまた懇切丁寧に相談に乗ってくれて、
勧められた機種がこれ!!
ZOOM H5という機種なのだが、
なんとこれがステレオマイクからの入力だけでなく、
2系統のライン入力にも対応している!(◎_◎;)
つまりマイクからのステレオ録音だけでなく、
ライン録音も同時に出来るというわけである。
初日の苫小牧でさっそく使ってみる・・・
このお店の客は「飲み助」ばっかりなので、
録音した音源を流して聞きながら飲んでいたらこんな意見が・・・
「いや〜この音、もの凄くいいですよ!!
生のファンキーさんの声より録音した方が全然いい!!」
・・・って褒められてるのかけなされてるのか・・・(笑)
次の街、札幌!!
ここではPAの位置(この写真の左側)と、
ZOOMを置く位置(ステレオでちょうど真ん中に来る位置)が離れていて、
店にあるケーブルと変換プラグを使って何とか接続出来たが、
ケーブルは持参するに限るなということで次の滝川で10mケーブルを購入!!
さてこの滝川で初めての試み、
JASRAC管理楽曲を演奏した場合はどうするのか!!・・・
時々、このユニットでは爆風スランプの「おおBEIJING」を歌っているが、
この曲はJASRAC管理楽曲であるので、
正式に手続きを取って「使わせて下さい」とお願いせねばならない。
(裁判中のJASRACの言い方で言うと、「お前らは既に権利をJASRACに譲渡しているので、この曲はお前らの曲ではない!!JASRACの曲である」)
作詞は中野なのであるが、自分の曲を自分で演奏するのにいちいちお伺いを立てて、
自分でお金を払ってそれが手数料を引かれて回り回って戻って来るという「みかじめ」のようなやり方はどうも生理的に嫌悪感があるのだが仕方がない・・・
また想像に難くなく、JASRACのシステムというのはこのような「新しい試み」に対応していないのでやり取りも大変である。
「郵送して申請、郵送にて請求」みたいな「絶対ライブに間に合わんやん」みたいなやり方を避け、
一応レコード会社から申請してもらい、「許諾番号」というのをもらい、
それをJASRACのマークと共にCDの盤面とジャケットに貼り付けなければならない。
CD-Rをそのまま配布するからジャケットはないのよ〜ん・・・
貼り付けるシールを用意しておいて、いざCDを焼こうとしたら大問題!!
「おおBEIJING」が歌われるようなフルライブだと、
ワンステージの長さが1時間20分を越してしまって1枚のCDに焼けない(>_<)
しかもこの録音データは最初から最後までの80分1曲のデータになってしまうので、
それをパソコンのDTMソフトに取り込んで二つのファイルに分けて2枚のCDにせねばならん・・・
その2枚のうち「おおBEIJING」が収録されている方にシールを貼ってやっと出来上がり!!
しかし結局、お持ち帰りCDを買ったお客さん、
「しょっちゅうこの店来ますんでここに置いといて下さい」
と言って先に帰ってしまった(>_<)
これはちと問題なので、次から録音する時に「おおBEIJING」の前後で一度録音を止める。
そうすればその前後と「おおBEIJING」単独の3つのファイルが出来るので、
3つ共入るのならそのまま焼けばいいし、「おおBEIJING」をカットすれば入るならその前後の2トラックのCDとして焼けばよい・・・
時間的にも1枚のCDには入らないので、こりゃもうこれ以上は焼くことはないわのう・・・と思いつつ思い出した!!
毎日5枚ぐらいCD焼くからそれが16本のライブで80枚ということで申請してたのだが、
「やっぱ3枚しか焼かんかった」で通るのか?
レコード会社に言って申請を「3枚」で申請し直してもらった・・・
今後もう「おおBEIJING」入りのCDは焼かんやろ・・・
もし焼く場合には追加申請でいいと言うが・・・
収録時間が足りないので「アンコール曲が収録されませんでした」というのならわかるが、
「この曲は申請がめんどくさいので収録しません」
みたいのはやっぱ「音楽普及」の観点においてはちょっと違ってるように思うなぁ・・・
もうテクノロジーは十分進んでいるのだから、
早く「この曲やります」でネットでポチッとしてすぐ課金みたいにしてもらいたいもんじゃ・・・
あと、ZOOMからパソコンにデータを取り込むには、
直接ZOOMとパソコンを繋いでも出来るようだが、
ZOOMを設置する位置に必ずしもパソコンを置ける状況だとは限らないので、
今回は「カードリーダー」を買って、ZOOMのカードリーダーを抜いてパソコンの所に持って行って取り込むことにした。
ライブ終了後の工程は、
1、ZOOMからSDカードを抜いてパソコンとこに持って来る
2、パソコンにSDカードを挿してiTuneに取り込んでCDを焼く
3、マスターCDをデュープリケーターんとこ持って行ってお持ち帰りCD作成
ということで完成!!
さて滝川ではお決まりの「松尾ジンギスカン」でジンギス食って、
次の街、岩見沢!!
実はこの店にZOOMの電源コードを忘れて来てしまったのだが、
ZOOMは電池でも起動するので大丈夫!!
お決まりの雷電食堂でホルモン食って、
次の街、富良野!!
まだまだライブは続きます〜はてさて何枚売れるかな・・・