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2017年11月13日

スタジオミュージシャンのツラいお仕事

北京に来てから「スタジオミュージシャン」として数々の名盤を録音して来た。

特に中国ロックの歴史に金字塔を打ち立てた許魏(Xu Wei)の「时光漫步」というアルバムは、「ドラマーFunky末吉」の名を中国じゅうに鳴り響かせる「名仕事」となった。

このレコーディングの時は「バンド」としてレコーディングしている感覚で、
「叩き終わったから聞いてよ」と許魏(Xu Wei)に言っても、
「別にお前が満足してる出来なら聞く必要はないよ」などと言ってたぐらいである。

このような「一緒にモノを作り上げる」という素晴らしい「仕事」もあればそうでないものもある。

今やっている新人歌手のアルバムレコーディング・・・これが久しぶりにツラい(>_<)

まあ「お仕事」やからね、楽しい仕事ばかりとは限らないが、
「そんなに自分のDEMOがいいならそのDEMOをそのまま発売すれば〜」
と言いたくなる。

若い女の子が初めて曲を作って、DTMで一生懸命DEMOを作った。
それに愛着があるのは重々理解出来る。

でもね、生ドラムって打ち込みのドラムのその音色と全く同じには出来ないのよ!!

どこから拾って来たかわからないドラムフィルを聞かせて、
「こんな感じで叩いて」というのは即ち
「これと同じじゃなきゃイヤ」というのと同じね・・・(>_<)

まあ同じことを叩ける「腕」はあるよ。
でもこの曲のこの場面でそれ叩くって「ドラマーとしてどうよ」という話である(涙)

昔、とあるレコーディングでアレンジャーの郭亮(Guo Liang)がプロデューサーと意見が衝突してこう発言したことを思い出した。

「もうこうなっちゃったら俺の"音楽"じゃない。お金も要らないから俺の名前をクレジットから外してくれ」

もうね、ワシもこの場でそう言ってこんな仕事終わらせたい。
だけどそれをやったらワシに仕事をくれた「家族」のような仲間たちに迷惑がかかる・・・(>_<)

「Funkyってこんなダサいドラムフィル叩くんだ」
とか
「こんな歌を邪魔するようなドラム叩くんだ」
とか言われようが、この「仕事」は最後まで遂行するしかない・・・

まあでもそんな心配をするほどこのアルバムが売れることはないだろう。
「人間ひとりの才能」なんか小さなものでしかないのだ。

片や、戦えば負け知らず、その恐ろしい形相が見えただけで敵が戦わずして逃げ去ったという「項羽」、
片や、司馬遼太郎が「背が高くて髭だけが立派なろくでなし」と表現した「劉邦」、
歴史は結局、
「こいつはバカだから空っぽの袋のようなものだ。物を入れればどれだけでも大きくなる」
という劉邦に天下を取らせた。
優秀なブレインがみんな彼のところに集まって来たのだ。

自分で全てを決めるスーパーマンのような項羽は、最後には「四面楚歌」となって
「我らは弱くて滅ぼされるんじゃない。天が我らに天下を与えなかった。それだけだ」
と言って、同じお国訛りを話していた目の前の一兵卒に首を捧げて死んでいった・・・

アルバムに参加するドラマーがドラムマシンのように何の思い入れもなく叩いて録音されたアルバムが天下を取るか?・・・

そんなドラムマシンのようなお仕事も過去にはあったことはあった。

汪峰(Wang Feng)という中国を代表するロック歌手
世界的人気女優「章子怡(Zhang ZiYi)」の旦那と言った方が通りがよいか?)
のレコーディングの時、若いアレンジャーは自分の打ち込んだドラムのパターンをそのまま叩いてくれと言った。

ハイハットをウラで踏んだり複雑怪奇なそのパターンをワシは時間をもらって完全に再現し、
「これキープしてもう1テイク録らせてくれない?」
と言って、ドラマーとして自然に叩いたテイクを録って聴き比べてもらった。

「凄いよ、このテイク、ハイハットをウラで踏んでるんだよ」
大喜びでそういう若いアレンジャーを尻目に、汪峰(Wang Feng)が選んだテイクは自然に叩いたテイクだった。

だから汪峰(Wang Feng)は「天下」を取ったのだ。

ところがこの現場にはこの若い新人歌手にそんな意見を言える人間はいない。
なにせお金を出しているのはその父親、
つまりこの歌手こそが「クライアント」なのだ。

「どうやったら売れる」とか説得しても無駄である。
彼女は自分の思い通りにやることが「売れる」ことだと思っているのだから・・・

叩くしかない・・・
どんなダサいフレーズだとて叩くしかない・・・(>_<)

「時給」が低くならないように、
なるだけ効率よく彼女が満足するように叩いて、
終わったらすぐに飲み屋に駆け込んで、
酒で全てを洗い流そう・・・

思えば今までスタジオ仕事には恵まれていた。

「スタジオミュージシャンは娼婦みたいな仕事」
などと娼婦になったこともないくせに(笑)そんな風に言ってたこともある。

私のような「感情移入型」のミュージシャンは、
ウソでもいいからその曲を本当に心から愛して叩かないといい結果は出ないのだ。

だからレコーディングが終わったらどの曲も本当に愛していた。
その愛した曲を中国の人民みんなが愛した。

そしてそれを叩いているワシのことをみんなが愛してくれた。

恵まれ過ぎてるよね・・・

そんな仕事ばかりじゃない(>_<)
今日は何とか「機械」になって、思いっきり「クライアント」を満足させてやろう・・・

そして飲むのじゃ・・・飲んで忘れて明日も頑張るのじゃ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:18:03 | 固定リンク

2017年11月 5日

デジタル社会のバグ?

中国が日本なんかと比べものにならないほどIT関連が進んでいて、スマホ決済が当たり前、現金など全く持ち歩かない生活になっていることは最近の日本でのメディアでもよく紹介されているようだ。

それに反論して
「中国は完全キャッシュレスなんか都会あたりだけ見た人間が言うことで実際そんなことまだまだなくて」
みたいなことをTwitterで書いている日本のIT記者がいてむっちゃ腹が立ったことがある。

お前は俺より中国の地方都市に行ってんの?
実際こちらでいくつのキャッシュレス決済をしたことがあるの?

Twitterで反論してやろうかとも思ったけど、
この人はこの人で「商売」でやっているのだ。
どうせ中国語も喋れないだろうし中国で住んだこともない、
スマホ決済が出来ることは知っているが毎日いくつもそれで決済して暮らしているわけでもない、
日本人が滅多に行かない中国の田舎街で実際にキャッシュレスで暮らしたことなどないのだ。

「日本でもクレジットカードとスマホがあれば十分キャッシュレスだよ」
と言う人もいるが、まあ実際両国を行き来して暮らしている人間からしたら頭を傾げるしかない。

みなさん暮らしてみればわかる!!
日本でしか暮らしてない人はきっとびっくりすること間違いなし!!

ただ、「便利」と「不便」は裏腹で、逆に言うとスマホを失くしたら生きてゆけなかったり、セキュリティーの問題もどんどんと深刻化してゆくことだろう・・・

さて、ワシの場合、「酔っ払ってスマホ決済」が一番トラブルを生む原因で、
特にしょっちゅう航空券をポチリとする人間にとって、
ポチった直後に「あ、日にちを間違えてた!!」と泣いたことは一度や二度ではない(>_<)
間違えて取ったチケットを生かすために、新しいチケットを購入して無理矢理もう一度日本まで飛んだこともあるぞ・・・(涙)


そんな中、ワシのスマホにひとつの「通知」が入る・・・

航旅纵横」という、自分の乗る航空チケットの情報を教えてくれるアプリである。

中国のミュージシャンの移動のチケットは、
イベントの主催者や歌手の事務所の人間などが同様にスマホ決済でポチリと取ったりして、その詳細は自動的にこのアプリに反映されるのでわざわざ詳細送って来たりもしないのだ。

逆にこのアプリを入れてないと誰からも乗る便を知らせてくれないので、
まあツアーの多いミュージシャンならこのアプリを入れてないと仕事が出来ないということになる(笑)

でも機械というのは必ずしも完璧ではないので、
取ったはずのチケット情報が反映されてなく、
「手動でチケット番号を入れる」
というめんどくさい作業が必要なこともある。

ところが「取ったはずの情報が反映されてない」だけでなく、
「取ってないチケット情報が反映されている」こともある。

今回の「通知」でアプリを開いてみると・・・

digitalbug1.jpg

全く取った覚えがないというか・・・
南通兴东ってどこ?・・・(笑)

そうそう、一度ツアーで行ったことのあるこの街か?・・・

そう言えば昔よーしーずからこんなメッセージが来たことがあるなぁ・・・

digitalbug2.jpg

digitalbug3.jpg

キモチワルイことはキモチワルイが、彼女は思った、
誰かが取ってくれたんだったらこの飛行機に乗れるはずだ、と!(◎_◎;)

いや、実際は取ってなくて、このアプリのバグでこんな「通知」が来ただけかも知れんぞ・・・

兎にも角にも実際に空港行って乗ってみたらわかる、
というわけで行ってみたら・・・

乗れるのか!!!(◎_◎;)

ということは誰かが金を払ってこんな便利なチケットをわざわざ取ってくれたのか?・・・もしくはチケット発券システムのバグか?・・・

ということはワシのこの大阪行きのチケットも使えるのか?
9日に南通まで行って、大阪まで飛んで、
10日にまた戻って来れば仕事には間に合うぞ・・・

無理(>_<)

いや〜全く原因がわからんが、
次はワシんところにはもっと便利なチケットが勝手に取られて来ることを望むぞ(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:08:50 | 固定リンク

2017年11月 3日

四川省ひとりドラムツアー

これはPearlドラムの活動ではないのだが、
アジア各国で活躍しているギタリスト谷本光くんからの紹介で実現したツアーである。

ワシも行ったことない中国の田舎町に行っている日本人ミュージシャンって凄いと思うぞ〜

というわけで例によって、指定された飛行機に乗って、「綿陽(MianYang)」という聞いたこともない空港に降り立つ・・・

そしてまた例によって初対面の人の出迎えを受け、隣町の「江油(JiangYou)」という街まで車で揺られて1時間!!

車の中でこの3日間の予定を聞く・・・

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10155455585574900&set=a.10150242308869900.331750.750399899&type=3

ふむふむ・・・翌日はこの「江油(JiangYou)」でドラム叩いて、
翌日はもっと田舎の「梓潼(ZiTong)」というところに行って、
次の日は「徳陽(DeYang)」というところに行って成都の空港から北京に帰る、と・・・

まあ蓋を開けてみたら順番と帰る空港は違ってたんですけどね(笑)

とりあえず例によって着いてすぐに初対面の人たちと宴が始まる・・・

成都などで食べる四川料理は麻辣(マーラー)と言われ、ピリリと辛い山椒で舌が痺れるのが特徴ですが、ここのは麻(マー)がなくひたすら辣(ラー)!(◎_◎;) 手前右の魚料理は辛い上にちょっと酸っぱくて絶品!! その隣は鴨の頭、ひたすら辛い!! ぐるりと回して魚の反対隣の料理は牛すじだと思って食ってたら牛のちんちん(笑) いや、言われなければ牛すじですよ・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

360度画像をぐるりと回すと、
「牛スジ」だと思って食ってたこの料理は何と牛のちんちんだったようで・・・

まあ言われなければ立派に牛スジ!!(笑)

JiangYouHorumon.JPG

翌日の昼飯はホルモンをご馳走になったのだが、
聞けばこの辺はホルモンが有名らしい。

何故かと聞いてみたら、
この辺の料理の味付けがホルモンに合っていて、
それでホルモン料理が発展したのだとか・・・

へ〜・・・

JiangYouSoup.JPG

この地元で大人気のホルモン屋では酢とネギだけを入れたスープが出て来た。
実はこの辺は近所で四川大地震があったところらしく、
その大地震の時にお湯に酢を入れてスープにしたのが発祥らしい・・・

へ〜・・・

というわけでいつものようにひとりドラム・・・
しかしUPされた動画を見て、こんな田舎町でこの場にいない二井原さんが絶叫しているのが面白かった(笑)

夜は激辛串鍋!!

JiangYouHotPot.JPG

翌日は午前はドラム教室!!

今日は午前はドラムクリニックして午後は隣町に移動〜 質疑応答では熱心な父兄の質問にこう答えたぞ。 「私は全中国50以上の都市を廻って数多くの天才ちびっこドラマーを見て来ました。でも数年後にその街に行ったらほとんどの子供はもうドラムなんて叩いてない。大事なことはね、続けることなんです。私はもう43年ドラムを叩いてる。ここにいる子供達がもし43年ドラムを叩き続けてたら、きっと今の私なんかよりもっと上手くなってるでしょう」 - Spherical Image - RICOH THETA

そのまま移動して徳陽へ!!

隣町の徳陽に着いてチューニングとセッティング完了〜 透明のドラムセットなんて久しぶりに見た〜!(◎_◎;) 今日は向かい合って叩くのね〜 - Spherical Image - RICOH THETA

本番終わったらまた激辛串鍋!!(>_<)

そして最終地の梓潼県!!

県というのは中国では市より小さな行政地区、
ゆえに今までの中で一番田舎です・・・

地元の人に朝食わされたビーフンでもう辛いの限界!!(涙)

朝からこれは辛いわぁ・・・
と思ってたら昼飯もまた色々辛かった(>_<)

一番の田舎町のはずなのに会場は一番大きかった!(◎_◎;)

ごっつい田舎町のはずやのにまたでっかい会場借りたもんやなぁ・・・!(◎_◎;) 現地の老師達とのセッションリハーサルなう〜 今日は2曲共許魏の曲・・・いや、確かにこのアルバムはワシがレコーディングしたんやけどな、発売ツアー廻ってもう10年以上経ってるし、オリジナルと既にバージョンも違うし・・・まあやるけど(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

今回はそれぞれ地元の老師たちとセッションをしたのだが、
やはり許魏(XuWei)の曲が多かったな・・・

彼の大ブレイクと共に「Funky」というドラマーも「許魏(XuWei)のドラマー」として全中国で有名になったようだ。

そして最後はまた火鍋!!(号泣)

四川省の田舎町3本ツアー終了!! でもね、さすがのワシも3日連続激辛火鍋はキツいわ(>_<) 今日なんかドラム叩きながらラー油が込み上げて来たもんな・・・ しゃーないなぁ〜(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

もうね、3日連続はさすがに食えんかった(涙)

その後、地元の人たちの強い勧めで地元のバーに飲みに行った。
そこでみんなが歌ってくれたのがBEYONDの海阔天空。
図らずして黄家駒の遺作となった曲である。


こちらのリンクをブラウザかYouTubeアプリで開くと360度画像で見られます)

なんか涙が出て来たな・・・

ありがとう地元の新しい朋友たち!!
来年はもっと田舎もブッキングしてくれるそうなので10日間ぐらい空けることを約束してこの地を後にした・・・

肛門が痛い(>_<)

ひとりドラムの軌跡はこちら

Posted by ファンキー末吉 at:06:37 | 固定リンク