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2017年7月26日

JASRACが見る悪夢とは

先日こんなニュースが流れて来た。

JASRAC、著作者が自分の作品を使用料請求なしに使える範囲を拡大

こんなもの全くもってライブハウスにとっては何の意味もない!!

何せ、ライブハウスはJASRACと包括契約を結んでいるのだから、著作者が自分の作品をタダで使えるなどと言ったって、既にライブハウスが月々著作権料を払っているではないか!!


今回の私とJASRACの裁判は
「演奏したのは誰なのか」(カラオケ法理という理論をどんどん拡張させていって、何でもかんでも"店が歌っている、店が演奏している"でいいのか)
という問題と共に、
「オリジナル曲演奏の不法行為性」(JASRACに管理を委託した自作曲をアーティストが演奏した場合、信託契約違反の問題を超えて、不法行為にまでなるか)
ということにについても触れられた。

そもそもが、自分の楽曲を演奏してJASRACに訴えられるとはどういうことなのか?
「許諾」って言うけどそもそも自分の曲を自分で演奏するんだから自分で許諾出してるでしょ?

そして「損害賠償」って一体どこに損害があるの?
音楽出版社も基本的にそうなのであるが、JASRACは著作権料を徴収して手数料を頂くのが「仕事」であって、演奏者が自分で許諾を出して自分で演奏して自分でその対価をもらったとしても、JASRACが損したのはその「手数料」だけであって、そもそもその「徴収」という「仕事」を行ってないのだから何の損害もないでしょ。

ところが裁判の中でJASRACはこんな我々の主張を次のような言い方で嘲り笑う。

「このような考え方は、通常の法律家には理解することのできないものである」(原告第3準備書面)

「お前んとこの弁護士は通常以下の法律家だから」
つまりは
「アホの言うことを聞く耳はない」
ということである。

これは「弁護士職務基本規定第70条の法曹間の名誉尊重義務」に違反していると強く抗議するのだが、一向にこの論調は改善されることはなく、「初歩的心得がない」などという言葉も飛び出して来る始末・・・

ところがいざ裁判が終わってしまうと、やはりそのアホの言うことにも耳を傾けざるを得なかったのであろう。著作者が自分の作品を使用料請求なしに使える範囲を拡大・・・つまりは「突かれて痛かった」部分なのである。

このアホを完膚なきまでに叩き潰しても、そのアホの屍を乗り越えて戦いを仕掛けて来るアホも現れるかも知れない。
形だけでも整えてそれに備えておこうということなのであろう。


他にも似たような話がある。
先日こんな記事が流れて来た。

JASRACが音楽教室からも著作権料を徴収したい本当の理由とは? 今後は葬式場まで狙われる!?

JASRACはこの時代においてもまだ、「紙に手書きで楽曲リストを書かせて提出させ、それを職員が手打ちでコンピューターに入力する」というシステムを頑として続けている。

国会質疑による文化庁・長官官房 審議官の答弁

においてJASRACを管轄する文化庁・長官官房 審議官は、「ライブハウスで演奏されたすべての曲を報告するのは利用者にとっても大きな負担である」ことを理由に、著作権料は「サンプリング調査」に基づいて分配していることを証言した。
しかし、その報告を「大きな負担」にしているのはJASRAC自身なのである!!

我々は裁判の中で
「原告は、このようなシステムを構築しようとせず、旧態依然とした「包括許諾・包括徴収・サンプリング分配」の包括契約によるブラックボックス処理を存置する運用を頑なに維持している。」(被告準備書面11)
などと強く指摘して来た。

そんな中で私の旧友江川ほーじんが「RIS演奏楽曲入力システム」を立ち上げた。
IT好きの私としては早速使ってみたのだが、ここでレポートしているように、大元の楽曲データベースであるJASRAC楽曲検索システムが他のデータベースからのリンクを拒絶しているため、使用者はわざわざJASRAC楽曲検索で検索した楽曲の詳細を「RIS演奏楽曲入力システム」に手打ちで入力せねばならないのが一番の欠点となっている。

しかしこの検索システムの登場はJASRACにとっても「痛かった」のだろう、JASRACが延々「構築が難しいから手書き」として来たシステムを、全く素人である有志の手でいとも簡単に構築されてしまったのであるから。

JASRACは慌ててすぐにJ-OPUSというシステムを構築した。

しかしこれも全くもってライブハウスにとってはまるで役に立たない!!

これは既に包括契約を交わしているライブハウスしか使えないシステムなのである。
既に毎月「みかじめ料」みたいに著作権料を支払わされてるライブハウスが、何を好き好んで報告する義務もない利用曲目を報告せねばならない?!
ライブハウスにとっては全く「有名無実」というしかないシステムであろう。

ではどうしてJASRACは包括契約を結んでいるライブハウスだけでなく、このシステムを全てのユーザーに使わせようとしないのか?
そしてどうして江川ほーじんのような他のデータベースにJASRAC楽曲検索システムをリンクさせないのか?

ライブハウスでは出演者はどうせ曲順表をPAや照明、そしてバンドのメンバーのために手書きで書いてコピーしたりする。
JASRAC管理楽曲をこれらのデータベースで簡単に検索出来てそれを印字、もしくはデータでライブハウスに送ったりすることは全くもって手間でも何でもない。

そして将来、他の著作権団体がこの演奏権の徴収に参入して来た時に、ユーザーはシームレスにどの著作権団体の楽曲かも意識せずに楽曲報告書を作成してネットで課金、そしてその著作権料はそのデータベースを通して各著作権団体へ・・・

これこそがJASRACの見る悪夢であり、逆にユーザーにとっての夢(と言うより、本来あるべき正しい姿)であるのだ。

技術的には今の時代、そのシステムを構築することは全くもって簡単なことである。
おそらく音楽教室で、例えば「この曲を教材に使うから・・・ポチり」みたいなことも簡単なことであろう。
その「悪夢」を実現させないために、「売り上げの何パーセント」という「みかじめ」のような徴収法を、出来るうちに出来るだけ囲い込んでおきたい、それが本音であろうと私は思う。

「日本の音楽が危ない~JASRACとの死闘2862日」執筆中、こちらで発売支援をお願い致します。


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