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2015年4月 5日

売れないドラム叩きの成れの果て

去年ずーっと高知新聞で連載させて頂いたエッセイを編集加筆して
自叙伝としてまとめた本
ファンキー末吉 中国ロックに捧げた半生
を出版してくださった高知の出版社「リーブル出版」の担当者の方が、
Facebookページにこの本の宣伝をUPして下さった時にコメント欄に書き込まれたのがこの言葉である。

「売れないドラム叩きの成れの果て」

一瞬目を疑ったが、その後の担当者の受け答えが絶妙だった。

◯◯さま、その通りかもしれません(≧∇≦)
ただ、その「成れの果て」の話がなんとも面白いのです。
ぜひご一読いただければ幸いです(*^o^*)

思えば私の本を出版して下さった出版社の方は揃って私の本に愛情を持って下さっている。

前作(ストーリー的にはこの続編に当たる)「平壌6月9日高等中学校・軽音楽部 北朝鮮ロック・プロジェクト
の担当者の方は
「自分が今まで手がけた本の中で一番面白い」
とおっしゃってくれたし(毎回言ってるのかも知れないが)笑
大陸ロック漂流記―中国で大成功した男
を出版して下さった(今はもうこの会社自体がなくなってしまったが)担当者の方は、
タレント本を出し続けなければならない現状、
ろくな文章でもないのにタレントの名前が有名な人ほど売れる現状
などを話して下さった後に、
「出版という仕事に従事している身として、この本の出版に携われたことを誇りに思います」
とまで言って下さった。

本当にありがたい話である・・・

「物を生み出す」という作業において一番幸せなことは、
その生み出されたものを愛してくれる人たちと一緒に仕事をすることである。

改めてお礼を述べさせて頂きたい。


さて前述の「売れないドラム叩きの成れの果て」の話・・・

思い起こせばドラマーとして、
あのまま所属事務所とケンカもせずにずーっと爆風スランプのドラマーとしてだけ活動していたとしたら、
相変わらず多くて年に1回だけ発売するアルバムのドラムを10曲ほどレコーディングして、
その曲と他数曲いつもと同じ楽曲だけをツアーで演奏するだけで一生を終えてただろう・・・

ところが中国に渡ってからはスタジオミュージシャンとして既にもう500曲は超えるだろうレコーディングを経験している・・・

その後日本に帰ってからはセッションミュージシャンとして数多くの楽曲を演奏しているから、
あのまま爆風スランプの曲だけを演奏し続けたとしてレパートリーはせいぜい100曲?・・・
優にその何百倍もの曲・・・どんなジャンルのドラムであろうが、どんな難曲であろうが叩けるようになったと自負している。

「売れない」どころか昔に比べたらドラマーとして大きく花咲いているぞ・・・(笑)

逆にあの頃のワシは「ドラマー」としては全く「売れてない」と言っても過言ではあるまい。

本にも書いているが、
日本では誰もワシのドラムを求めてたわけではない、
ワシの「名声」を求めてただけの話なのだから・・・

まあこのコメントを残した人も間違いなくワシの「名声」だけを見てたのだろう・・・

ワシもこんな人間だから過去にはいろいろ人に名声を利用されたり金を騙し取られたりしたのでわかるが、
自分に確固たる「価値観」がない人ほど「名声」とか「金」にしか価値観を見出せなくなる・・・

それしか価値観を見出せないんだからそれを手に入れるためにはそれこそ人を騙したり悪いことをしてでも手に入れようとする・・・

ところが「ドラムが上手い」とか、お隣の二井原さんみたいに「歌が上手い」という価値観とかあるとしたら話は別である。

何せこの自分が求めている価値観まで達成するためには、
人を騙したって悪いことしたって「魂」と「経験値」以外には全く何の役にも立たないのだから・・・

芸能界は砂の城みたいなもんだと中国でも言われているが、
その砂の城を守ろうとしてみんながしゃかりきになっている。

爆風スランプが一番売れている時でさえ、
歌番組なんかに出るとワシらは「この中で一番売れてないのは自分だ」と思っていた。

きっと全ての芸能人がそうなのだろう・・・
むしろあの頃は今ほど売れてなかったぞ(笑)

まあこの人が言いたいのはきっと「落ちぶれた」という意味のことだと思うのだが、
そう思うと、日本における爆風スランプの見られ方というものが浮き彫りになって、
「ああなるほど・・・だから俺は中国に逃げて行かねばならなかったんだな」
と妙に納得する。

甘利匡輔という男がいる。
(その話はこちら

中国ロックを愛する者なら知らない人はいない。
ワシは今でも彼が作り上げた中国ロックのレールの上をひとりでとぼとぼ歩いているのだ。

たまたま同じ八王子に住んでいるので老呉(LaoWu)や張張(ZhangZhang)が来日した時に紹介した。

もう二人とも目の色が違う。
何せあの中国ロックの数々のスタンダードを作り上げた人間、
あのギターのフレーズを弾いている人間が目の前にいるのだ!!

「彼は今どんな活動をしてるんですか?」
そう質問された時に、ウソを言っても仕方がないので
「いや、家業を継いで今は趣味でギターを弾いてるそうだよ」
と答えた。

中国ロックを愛する者ならば、それを聞いたところで誰も甘利くんを「落ちぶれた」などとは思わない。

何せ彼が崔健(CuiJian)と一緒に作り上げた音楽は、
「中国で初めて生まれたロック」として今でも人々に大きな影響を与え続けているのだ。

誰もがその偉業を尊敬している。
あまりにも素晴らしい偉業であるがゆえに、
今その人が何をしてようが関係ないのだ。

「売れないドラム叩きの成れの果て」
そうコメントしたこの人は、もちろん爆風スランプのことを知ってて言っているのだろう。

ということは爆風スランプは中国における崔健(CuiJian)に比べたら全然尊敬されてないということなのだ・・・

ワシは何もこの人に文句を言おうとか思っているのではない。
この人に代表されるように、これが「芸能界」であり、
ワシにとっての「この国」であった。

だからワシは中国に逃げて行かねばならなかったのだ・・・

「有名である」・・・ワシにとっては本当にやっかいな「諸刃の刃」である。
そんなものとは決別して裸一貫で今の中国での地位を築いた。

でも日本に帰ると今だにそのどうでもいい「負の遺産」に振り回されることとなる。

「有名税」とはよく言うが、
ワシにとってはもう得るものよりも払うものの方が多くないか?・・・

あ、それが「税」か・・・(笑)

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