ひとりドラムの軌跡

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2014年7月 8日

院子(ユエンズ)の大引っ越し

「先に豊かになれる者から豊かになれ」
とは改革開放を推し進めた鄧小平が言った言葉である。

おかげでこの国は「社会主義市場経済」などという、
社会主義なのか資本主義なのかようわからん国になってしまっている・・・

まあ経済は資本主義なんだから「金」こそが全てである。

人民は我先に豊かになろうとして、
国は貧民街などをどんどん取り壊して土地を開発してゆく。

煽りを食うのはいつの世も貧乏人ばかりで、
ワシが貧乏なロッカー達と暮らしていた貧民街にももう取り壊しの波がやって来た。

貧民街の外れにあったワシらの院子(中国式家屋)は真っ先に取り壊しの波に呑まれ、
天然記念物のトキが住むところを追われてどんどん世界の外れに追いやられるように、
ただでさえ辺鄙なところに住んでいたワシらは更に辺鄙なところに追いやられてゆく・・・

昨日北京に着いて直接リハーサルスタジオに向かったので、
酔い潰れて連れて来られたここがどこなのかよくわからない。

二日酔いで目覚めてMAPを開いてみる・・・

NewFunkyStudioMap.jpg

なんじゃ〜ここは〜!!!
空港よりもまだ外側、北京と言うよりは順義ではないか!!!

ちなみに赤いピンが昔の院子。
ここでも相当辺鄙なところだと言われたのに・・・

まぁしゃーないわなぁ・・・
貧乏人が昔のようにスタジオ付の家に住もうなどと思ったらもうここまで来るしかない・・・

前の院子では、取り壊しが必ず来るとわかってたので、
録音設備には金をかけたが部屋そのものには金を一切かけなかったが、
今回はエンジニアの方言(FangYan)がこだわりにこだわって、
専門の設計士に発注してちゃんとしたスタジオを作っているようだ。

NewFunkyStudioZumen.jpg

ワシは唯一クーラーがあるということから、
右側下の将来方言(FangYan)の部屋になるところで寝ていたのだが、
朝からギーギーガタガタうるさいと思ったら何人もの職人さんが工事をしていた。

見るにちゃんとした吸音材を入れて本格的なスタジオ作りのようである・・・(驚)

NewFunkyStudioGongren.JPG

この部屋は右側上の部屋で、ギターや歌などを録るブースとなる。
ドラムは右から2番目の部屋で録ることとなるが、
その左がコンソールルームで、一番左がワシの部屋になるらしい。

専用のトイレ兼バスルームがついているが、
別に要らんのよね〜そんなに風呂入らんし・・・(笑)

さて院子と言えばその中庭が魅力なのだが、
外に出てみるとこれが相当広い!!

NewFunkyStudioYuanz.JPG

正面が今工事をしているスタジオ部分(ワシと方言の部屋も含む)なのぢゃが、
左側手前がトイレとバスルーム、奥がメシなどを食うダイニング、
右側手前がキッチンで、奥が客間となるそうだ。

それだけではない。
このスタジオの奥に更に院子があるのだ!!

NewFunkyStudioYuanz2.JPG

ここにも部屋が5つあり、老呉(LaoWu)と奥さんが住んでいる。
残りの部屋は全部客間になるということで、
こりゃ何人でも泊まれる素敵なスタジオになるに違いない!!

方言(FangYan)がドヤ顔でワシに説明するのだが、
「ところでファンキーさん」
そこで真顔になって金の話を始める。

「えー!!そんなに金が要るのか?!!」

ワシは卒倒しそうになる。
取りあえず金策と工事と片付けか・・・

ま、何とかなるでしょう・・・
(何とかせないかんなぁ・・・)

新しいファンキースタジオ北京、8月末には稼働開始の予定!!

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