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2013年6月23日

メドレー制作に振り回された日々

初日:北京から「メドレー作ってや〜」と電話、「はいな〜」と返事。
2日目:連続14本の王様ツアーから戻って何もせずにバタンQ・・
3日目:目が覚めたら山ほどのメッセージ(涙)戦いが始まる・・・

今回ワシに発注したのはLuanShuというプロデューサー。
黒豹のメンバーで、ワシとはもう20年以上の付き合いになる。

しかし今回最終的にやり取りをしたのが、ワシとは面識のない番組の担当者であろう人間。
これがまた非常に優秀・・・
メドレーの音源から曲順、キーからアレンジの指針までを細かく送って来る。

2日目は早く寝たので、作業開始は早起きした3日目の朝5時頃・・・
そこで初めて曲を聞くこととなる。

実質戦い初日(朝5時):曲を聞いて朝から悩む
(朝7時):手に負えないとHeyskeさんを呼び出す
同時に全ての楽曲のメロディーを仮谷くんと手分けしてMIDIで打ち込む。

アレンジをする時に実はこのメロディー打ち込みが非常に役に立つのだ。

みんなが知ってるヒット曲ではなく、
このように欧米のポップスから民謡までいろんなジャンルが集まると、
曲名を聞いてもぱっとそのメロディーが浮かばない。

MIDIで打ち込んでさえおけば、
原曲を全く聞かなくてもそれに合ったアレンジを新たに作ってもいいし、
テンポやキーも自由に変えることが出来て、
更には譜面が必要な時にはそれを印字することが出来る。

ちなみにワシと仮谷くんはこの作業はLogicで行うので
メインマシンのProtoolsはHeyskeさんのDEMO録音専用となって「分業」が出来る。

実質初日(午前中):MIDIでのメロディー打ち終了、
それを印字してHeyskeさんがコード付けを考えて譜面に手書きで書き込む。

1曲が1分半の目安なので切る曲は切らねばならないのだが、
サビの繰り返しとかは歌詞を調べないとうかつに切れない。

案の定サビが4行の繰り返しではなく3行を繰り返していたりしたのがあり、
中国語が分からない人が4行と思って切ったら後で大変なことになっただろうなと想像。

(夕方):Heyskeさん終了!!

この時点で既にクリックとピアノの伴奏とメロが入っている全曲つながったデータが出来上がっている。

これをそのまま送りつけてもいいのだが、
それではそれぞれの楽曲がどんなリズムなのかがぱっと聞いてわからない。

どんな現場でもクライアントがそれがわからなければ
不安になってどんどんいろんな要求が来るので結果仕事量が増える。

打ち込みでリズムセクションを入れるよりは、
生ドラムで叩いてお隣の仮谷くんに生でベースを弾いてもらうのが早い。

まずは仮谷くんにエンジニアをしてもらいながらドラム録音。

(夜7時):仮ドラム終了!!

中国でもテンポチェンジのある曲のドラムは仕事で何曲か録音したことがあるが、
アレンジャーが叩く人のことを考えてないと、機械的にいきなりテンポが変わって叩けない。

そんなことがないように一応、
テンポチェンジの瞬間には一瞬でも次のテンポを聞いてから叩けるようにはしているものの、
基本的に全曲テンポが違うので結構手こずった。

一応担当者は音楽がわかる人のようで、
「メドレーは大変だから、バラードはその半分のテンポにしちゃって簡単にすればいいから」
とメールに書いて来てたが、
実際に歌う人が「早いから」とか「遅いから」とか「歌いにくい」とか言われたらまた直しが来て仕事量が増えるので、
ここは少々大変でも歌い易い原曲のテンポで作っておくのが無難である。

(夜8時):催促のメールが届く
歌手のスケジュールがここしかなく、ある1曲の曲の歌入れをすべく北京のスタジオで待機して待っていると言う。

(夜9時):ベース入れ終了!!とりあえずカラオケを送りつける。

すぐさまメロディーのバウンス。
きっとカラオケを受け取ってすぐに歌入れを行っているのだろうが、
「ガイドメロが必要だ」となった時のために送っておくのだが、
曲が長いのでバウンスだけで15分以上かかってしまう。

先方から
「プロデューサーに聞かせて意見を送りますから」
と返事が来るが、
「歌入りのDEMOを作るんでちょっと待って〜」
と返事。

シンセメロでは全然フィーリングが掴めなくて
「アレンジがよくない」
と思われたりすることがあるので、
資料用にもらった音源をエディットしてテンポを合わせ、
歌の部分以外があまり聞こえないようにEQしてメドレーに貼付ける。

こうすることによって歌入りのDEMOと同じような感覚で聞けるのでプレゼンが通る確率が増すのである。

(夜10時):歌入りDEMOが完成してメールで送る。

Protoolsデータのテンポ情報だけを送っておく。

中国側は受け取ったデータをそのテンポマップに貼付けて歌入れ等をすれば、
歌う時にクリックを出したりいろいろ出来て便利だからである。

担当者「これは役に立つ」と喜ばれる。

(夜11時):緊急変更の知らせが来る。

とある1曲のケツにどうしてもこのメロディーを入れたいというDEMOが添付されている。
コード進行はサビの部分と同じなのでデモを切り貼りしてサイズを伸ばし、
メロを打ち込んで同様にサイズの変わった伴奏と、そのメロ、そして歌を貼付けたバージョンを送りつける。
各バウンスだけで15分ずつかかるので大変である。

(夜中2時):カットした歌詞に重要な問題がとメールが来る。

1曲目は「我爱你中国」という革命の歌であるが、
カットしたある部分の歌詞が国家的に問題であると言うのだ。

北朝鮮では今でもそうだが、
中国でも昔は国家に対して勝手なことをすると命を落としてた時代があった。

めんどくさいので送られて来たDEMOをそのまま貼付けて変更して新しいサイズのDEMOとして同様にカラオケ、メロ、歌入りDEMOのそれぞれのバージョンを送りつける。

(朝4時):作業終了!!

この時点で既に23時間ずーっと仕事をしているということになる。
仮眠を取るべくベッドに行くが、うとうとしているうちにまたメールが来る。

実質戦い2日目(朝7時):キーの変更。

その曲を歌う歌手と話し合った結果、結局歌うキーを変えることになった。
DEMOを録音し直す時間はないので機械でピッチを変えて、
また新しいDEMOとして同様に3バージョンバウンスして送り直す。

(朝9時):ドラムのセッティング

キーは変わってもサイズはOKが出てるんだったらドラムだけは本チャンで録音出来る。
「ロックの部分はよりロックに」という発注が来てたので仕方ないのでフルセットをセッティング。

(朝11時):最後の曲のテンポを変えろとメール。

ラス前の曲よりテンポが遅い曲だったので最後なのに盛り上がらないと言うので、
めんどくさいので前曲と同じテンポにしてDEMOを作り直して送りつける。
また3バージョンバウンスしている間に別の仕事もこなす。

(昼1時):爆風銃のライブなのでプロジェクト停止して出かけてゆく。

(夜中12時):ライブ終了後に作業開始。

ライブ中にテンポ変更のメールが来ていたので機械的に変更する。

歌手のスケジュールが合わないので向こうにあるオケで先に歌の本チャンを録ったので、
作るオケもそのテンポと同じものにしてくれという。
そうすればその歌データだけを貼付ければすむのだ。

(夜中1時)ドラムレコーディング開始!!

本チャンなので細かいところまで細かく叩く。

DEMOの段階ではリズムの雰囲気がわかればいいので1曲は全部同じ叩き方でよいが、
本チャンとなるとちゃんとリズムアレンジをせねばならない。

1曲のうちにA-B-Cがあるとすると全て叩き方を変えなければならないので、
8曲のリズムアレンジというのは結構大変である。

上にどんなベースやギターが乗るかを考えながら、
リズムアレンジをしながら叩く。

(朝4時)ドラムレコーディング終了!!ベース録音開始!!

全曲の譜面を完備する時間がなかったので、
とっちらかったいろんな譜面を拾い集めてレコーディング。

結構大変・・・

この間にもたくさんのメールが来る。
向こうはスタジオでこちらの作業が終わるのをずーっと待っているのだ。

(朝6時):母親から電話。

近所の施設に預けてある母親も少々痴呆症が進んで来て、
最近ではよくわけのわからないことを言っては呼びつけるのだが、
さすがに「今は無理!!」と電話を切る。

(朝7時):レコーディングデータを送る。

これが実はデータ量が非常に大きいので大変!!

日本ではファイル便などで送ったりするが、
中国ではインターネットで外国のサーバーに接続するのを検閲したりしてるから(と言われているが)非常に遅い!!

今までの経験で、QQという中国のメールサービスが、
向こうは同じ中国のサーバーからDLするので一番早いということで、
レコーディングし終わったドラムとベースを圧縮してそのメールサーバーで送る。

「アップロードに45分」・・・寝落ち・・・

実質戦い3日目(朝8時):田川くんがやって来てギター入れ。

田川くんもここしかスケジュールがないので無理矢理八王子まで来てもらった。

しかし全盲の田川くん、
逆に譜面には一切頼らないので作業が早い!!

やるべき曲を聞いて、瞬時にコード進行を覚えて、
それをいきなり弾いてどんどんとレコーディングは進む。

(昼12時):キーボード録音開始!!

というより、ギターと平行してやらねば無理だったのが、
田川くんが予定より早く終わってしまったのでデータを持って行って一緒にやる。

案の定弾いてるコードがぶつかったりするのでキーボード側でそれを調整。

(夕方4時):基本ラインのピアノデータを送りつける。

作業をしてる間何度か寝落ちしたがHeyskeさんひとりで頑張って完成。
聞いて少々直しを入れてもらって先方に送りつける。

あとは装飾モノなのでお任せしようと家に戻って仮眠。

(夕方6時):オルガン録音終了!!先方に送りつける。

データ量が多過ぎてQQがパンクしたのでファイル便で送る。
15分の1トラックならこれで何とかいけそうである。

残りのキーボードのデータ待ちなのでブログでも書こうとパソコンを開いたら、
嫁が「Heyskeさんの近所に美味しい中華があるらしい」と言うので、
そう言えばKeyskeさんもメシ食ってないんじゃないかなぁと一緒に食いに行く。

北京側はもう基本的に歌入れが出来るオケにはなってるので上モノはそんなに急がないだろう・・・

(夜9時):さすがに爆睡・・・

(夜12時)しかしメールですぐに起こされる。

メロのデータが必要だと言うのだ。
すぐに作って送り返す。

メールボックスを見るとHeyskeさんからブラスやらその他のデータも送られて来ていた。
すぐに転送。

(夜中2時):キーボードの全データを送りつけて戦い終了!!

後日談・・・
嫁がワシの代わりに施設に行って母親の話を聞いて来たと言う。

母:「あの子は何をそんなに忙しくしゆうがかえ?」
嫁:「ずーっと音楽を作ってるんですよ、お義母さん」

そしたら母から衝撃のこの一言!!
「あの子はまだ音楽なんかで食って行こうと思いゆうがかね、困ったもんや」

嫁爆笑!!

母はボケてとみに時代が逆行しているのだ。

昔は商売もしてたくさんの従業員を雇ってたし、
母にとっては施設の人は自分の従業員やと思ってるし、
ワシは「音楽をやる」と言って家出をしたあの頃のワシなのだ。

お母さん、ワシ・・・あれから一応音楽で食っとります・・・(笑)

実質45時間戦い続け!!
でもこの仕事・・・仕事がある時にやっとかな無い時には全然ないからな・・・

よっしゃ!!興奮して眠れんついでに、
メタルアイドルの超速ツーバス8曲今からレコーディングしちゃれ!!

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