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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2012年10月12日

曲を作るということ

昨日若い衆にメシを奢ってもらいながらふと思い付いた。
「そう言えばお前ら、新しいアルバム制作らしいなぁ・・・」

彼らの前作にはワシの曲は入っていない。
BeiBei
「僕はこんなに素晴らしい曲をこんなにたくさん生み出したというのに、
それを形に残さなければこんなもったいないことはないとは思いませんか」
というゴリ押しの電話を何度も何度もかけて来て、
「相手にしないより一度付き合ってあげた方がまだ楽だ」
と思ってアルバムを作ってやっただけの話なのだ(笑)

しかしその全ての楽曲には彼の魂が入っていて、
それに突き動かされてついつい一生懸命アレンジしてしまった・・・

「曲を作る」という作業は「ゼロから一を生み出す」ことで、
それはそれは大変な作業だと思う。
「アレンジする」という作業は「一を百にも千にもする作業」で、
ワシに取ってはまだ気楽な作業である。

十分「職業」としてやっていけるが「作曲」は無理!!!(> <)


こう言うと不思議に思われることが多かったが、
ワシは作曲という作業が嫌いである。

「今だに日本ではドラムの収入より印税の収入が多い人間が何を抜かす!!」
と思うかも知れないが、嫌いなもんは嫌いである。

まあRunnnerを生み出してから、業界の人から
「Runnnerのような曲を作って下さい」
というアホな発注ばかり来ててから嫌い度は加速したが、
やはりもともとそんなに好きではなかったのであろう。。

それなのに何故作曲なんかやり出したかと言うと、
爆風銃(バップがン)というバンドには曲を書けるメンバーがいなかったからである。

1980年にEstWestというヤマハのバンドコンテストに出場して落選。
その時に「オリジナルがないからだ」ということで、
自分が書くしかなかったから一生懸命書いていただけの話である。

決して楽しくはない。
どうしようもない曲を書いては練習スタジオでみんなにボロクソに言われる。

「ほなお前が作れ!!」と言うのだが出来るメンバーがいないんだから仕方ない。

後に作曲家になった友人に相談したら、
「ドラムを最初に叩いた時のことを思い出せ」
と言われた。

「メトロノームにぴったり合うことなんて、偶然の偶然でしかなかっただろ?
10分に1回偶然合えばいい方だったのに、
ずーっと叩き続けてたら、それが5分に1回になり、
8小節に1回になり、1小節に1回になり、
最後には全発ぴったり合うようになる。作曲も同じだよ。
お前は才能がないから1000曲かけばまぐれで1曲ぐらいいい曲が出来る。
でも次の1000曲にはまぐれが2曲ぐらいある。
ずーっと続けてたらそのうち書く曲全部いい曲になってるよ」

ああ、そんなことでいいのか・・・
と思ってそれから毎日1曲ずつ書いていって、
練習スタジオでボロカスに言われて続けてまた書いて、
1年かかって何とか2曲だけ出来た曲で翌年グランプリをとった。

ところがその「まぐれ」は続かない。
「コツ」がつかめて来ると、そのある程度のレベルでないと満足出来ないから、
結果、昔みたいに「この程度のレベル」で「1曲出来た」と言えないのである。

産みの苦しみである。
その時から「何となく苦手」だった「作曲」という作業は「嫌い」になった。

爆風銃(バップがン)もその後ホッピー神山や斉藤かんじがメンバーになって、
ワシは「作曲なんて出来る人がやればいい。ワシはもうええやろ」とばかり、
ころころ変わるベーシストのためにレパートリーを譜面に書く作業をしていた。

ワシが譜面が読めるのはその時のこの作業があったからである。


思えば「バンド人生」である。
ドラマーなんてひとりで音楽出来ないんだから、
ドラムを叩きたかったら「バンド」をやるしかない。

「バンド」をやりたかったら「バンド」のために一生懸命「何か」をせねばならん。

その中にある時は「作曲」があり、ある時は「譜面」があった。
それだけの話なのだ。

その後、爆風銃(バップがン)は解散し、爆風スランプとなった。

言い出しっぺのバンドの創設者であり運営者、
つまりリーダーなのであるから影となり日陰となって頑張ったが、
その後、江川ほーじんの脱退が決まり、
「それまでにヒット曲を出さなければバンドは終わる」
という事態となった。

苦しんで苦しんで「Runnner」を生み出した。

運良くヒットしてこれで開放されると思ったら、
「次にヒット曲が続かなければ一発屋でバンドは終わる」
となって、また苦しんで苦しんで「リゾラバ」を生み出した。

そして頭の中で何かがぷつんと切れて中国に行ってしまった。


夕べBeiBeiが「曲が足りないんですよ」というので、
昔のデモ音源を引っ張り出して来てみんなで聞いていた。

もう忘れてしまってる曲もあるし、
どうしようもない曲もあるけれども、
誰も歌ってくれなかったいい曲もたくさんある。

やはり、もう「ある程度のレベル」ではないとというのはまだ続いているのだ。

その代わりもう「毎日1曲作る」などは出来ない。
今では年に数回、盆と正月ぐらいに(笑)ふと
「ああ、こんな曲いいんじゃないかな」
と思い付くことがあり、それをその場にいる誰かに歌ってもらうことがある。

羊肉麺という曲もそうだった。

思い付いて夜中に隣の老呉(LaoWu)を
「おい、お前、これを歌え」
と叩き起こしてデモにした。

人の曲など演奏するのはイヤだという布衣(BuYi)のメンバーを一生懸命説き伏せた。

「俺は今まで世に出した曲だけで数百曲ある。
出てない曲も含めたら何曲生み出してると思う?
その俺が言ってるんだ。この曲は意識して生み出すレベルの曲ではない。
必ずお前らの運命を変える。俺を信じてこれを歌え!!」

そしてその後、この曲は彼らの代表曲となる。

「ファンキーさん、どうしてこんな曲を思い付いたの?」
とBeiBeiは聞くがどうしてなのかよく思い出せない。

ただ、「思い付いた」のである。
わざと出来るレベルのものではない・・・


盆と正月(笑)にたまたまこんなことがある以外は、
今でもワシは苦しんで苦しんで曲を作る。

今回のX.Y.Z.→Aの新譜でも全然湧いて来なくて苦しんだ。

昨日BeiBeiが昔のデモを聞きながら、
「不思議ですねえ。中国に来てから書いた曲と、
日本にいる時に書いた曲と全然違いますねえ・・・」
と言ったが、その通り!!

曲とは「生活」の中から出て来るものなのだ。

まさにX.Y.Z.→Aの曲を書かんと頑張ってた頃、
ワシは寧夏省行って羊肉食ってたんだから中国的な曲しか生まれて来ない(笑)

X.Y.Z.→Aの曲は日本に帰ってからモードを「ロック」に切り替えて一生懸命作った。

思えばこの「何重生活も出来る」人間だからいろいろ曲が作れるというのはある。
(まあ、もっと才能のある人は生活を変えなくても頭を切り替えるだけで作れるのだが・・・)


昨日のデモを聞いてたら、それぞれの曲にそれぞれの「生活」があった。

北京に引っ越して、ドラムでも作曲でもアレンジでも、
とにかく「仕事」をせねばならないのでがむしゃらに作ってた時代・・・

李慧珍とまた一緒にやろうと思って書いた曲や、
イスラム教の友人のために一生懸命作った曲、
その他中国の大歌手に書いた曲もあれば、
今では大歌手になっている歌手がデモを歌ってくれている曲もある(驚)

曲なんぞパソコンの中で眠ってても何の役にも立たない。
BeiBeiよ!!使いたいならなんぼでも持って行っていいぞ!!

残った曲はDropBoxの中に入れて置こう。

ワシが死んだらみなさん、ご自由にお使い下さい。
但し、いい曲もあるけどホンマ話にならんような駄作もありますんでそのつもりで!!(笑)

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