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2012年7月25日

Chick Rodgers とのセッション

今日は菊田俊介さんのセッションで、
初めて「Chick Rodgers」という黒人女性歌手と一緒に演った。

ChickRodgers.JPG

いや〜勉強になったな!!

彼女、ツアーでちょっと体調を崩していて、
リハの時にちょっとしんどそうやったので、
「別にリハはバンドでやっとくからええですよ〜」
と言ってはいたのだが、
いざやってみるとそうはいかない。

何せイントロの長さとか、
歌の回数とか、その時の気分でどんどん変わる上に、
エンディングはいきなり腕を振り下ろして終わったり、
まるでJBバンドのドラマーになったような気分である。

まあ「リハやっといてよかった〜」のであるが、
本番が必ずしもリハと同じとは限らない。

初めてのドラマーに対していろいろ要求もあるようだ。
「Aメロになったらもっとブレイクダウンしてよ」
とかいろいろ注文も来る。

それも含めて本番で「セッション」である。

ドラマーは「バンドの指揮者」である。
歌の機嫌ばかり取って叩いていたのではアンサンブルにならん。

音を小さく叩くところは小さく叩くが、
「スローボールは必ずしも力のないボールではない」
という原則の通り、
思いっきり「力強く小さい音で」叩かねばならない。

大リーグボール3号を編み出した星飛雄馬は、
力一杯スローボールを投げて野球生命を台無しにしていったが、
ドラマーも命を削りながら思いっきり「小さい音」を叩かねばならない。

歌を聞きながら「どう叩いて欲しいのか」を常に感じ取りながら叩かねばならないが、
決して「ついてゆく」になってしまってはいけない。

あくまで「ドラマーが主動」なのである!!

例えば小さく叩いてる部分でボーカルが小さな強弱をつけるとする。
ドラマーは決してそんな小さなものについていってはいけない。

「お、行っとるな。まだ早い、帰って来なさい」
ぐらいの気持ちで大きく包み込んでやらねばならない。

歌を聞いてればわかる、大きな波がどこに来るのか。
そこに向かって自分のペースで盛り上げてやるのだ!!

ドラマーは「どっしり構えて」叩かねばならない。
思いっきり繊細な神経で思いっきりどっしりと構えるのだ(ムズカシイ)。

ボーカルの後ろをついていってはイケナイ、
ボーカルを後ろから押してやらねばナラナイ。

難しいど〜・・・

何回か一緒にやったことのあるボーカリストだと、
その「クセ」がだいたい分かるのでやりやすいが、
初めて一緒にやるボーカリストはお互いがそれを探りながらやるので大変である。

終わったらヘトヘト・・・体力ではない、神経がすり減ってヘトヘトになるのだ。

でも気持ちがいい。
何か「やっとここまで叩けるようになったか・・・」という気持ちである。

彼女は果たして歌い易かったかな?
次にセッションやる時はもっと分かり合えるようになると思うよ。
「心がもっと通じ合う」みたいにね。

セッションは素晴らしい。
ドラムが上手くなると楽しい。
もっともっといいセッションをしてもっともっとドラムが上手くなりたいもんだ・・・

Chick Rodgersさん、ありがとう!!
また一緒にやろうな!!

いっぱい勉強になって幸せである。

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