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2011年12月14日

北朝鮮ファンキー末吉ロックスクールの生徒たち

今は亡き金日成首席が
6月9日にここに学校を建てるようにと指示したことから
「6月9日高等中学校」と名付けられたこの学校。

日本語で「ロック」と読めるではないか!!

とファンキー末吉が思ってしまったがために、
2006年からこの学校の軽音楽部はひそかに
「ファンキー末吉ロックスクール」
となっている。

2006年7月25日に初めてこの学校を訪れ

その時に在学していた美少女達が
「ファンキー末吉ロックスクール」の「第一期生」となった。


懐かしい第一期のバンドメンバー達

ベース&ボーカル 鄭慶姫(チョン・キョンヒ) 通称「あねご」

メンバーの中で最年長の6年生。

(北朝鮮は小学校と言える人民学校に4年通い、 その後中学校と言える高等中学校に6年通う。 つまり日本で言うと高校1年生)

彼女がこの時代のクラブの「リーダー」である。

歌を歌いながら弾く楽器としてベースを選んだのであるが、 「こんなに難しいプレイを求められるとは夢にも思わなかった」 と後に語る。

日テレの特番で流れた、別れの時の彼女の涙は記憶に新しい。


ドラム&ボーカル 李恵蓮(リ・ヘリョン) 通称「カレンちゃん」

同じく最年長の6年生。

ほわーっとして天然入ってるキャラクターで見るものを虜にしていたが、天然どころか実はとても勉強が出来る優等生だったと後で聞いた。

最初にファンキー先生のドラムを聞いた時、一番目を輝かせていたのが印象深い


・・・と、ここまでが「ファンキー末吉ロックスクール」の「第一期生」である。
彼女達を中心として「ムルンピョ(疑問符)」をレコーディングした。

そして「第二期生」と言えるその1年下の世代。

ギター&ボーカル 李順(リ・スン) 通称「おでこちゃん」

彼女が「アネゴ」の後を継いでクラブのリーダーとなる。

手を口に当てて「おほほ・・・」と笑う、生まれも育ちも生粋の「お嬢さん」である。

今回の訪朝でも学校まで私を訪ねて来てくれて、花の女子大生となった姿を見せてくれた。

結果的にはこのプロジェクトとしては一番付き合いが長く、深い人間となった。

 

キーボード&ボーカル 金秀慶(キム・スキョン) 通称「ボンボンちゃん」

実はアコーディオンの名手で、後に「おでこちゃん」とふたりで「デコボン」というユニットを作って、ドラムにファンキー末吉も交えて「豊年の春」というインストナンバーをレコーディングした。

その音源はまだ世に出してないが、機会を見てまた発表したいと思っている。

ちなみに北朝鮮では楽器を持って農業や工業などの現場を「応援」しに行く活動があり、電気が要らないアコーディオンはここでは一番「要」の楽器である。

・・・と、ここまでが「第二期生」と言えるだろう。
ところがこの「第一期バンド」の中にとんでもない逸材がいた!!

ギター&ボーカル 柳真玉(リュウ・ジンオク) 通称「末っ子」

その更にひとつ下の学年で、メンバーからは「末っ子」と可愛がられていた彼女、ひとたびギターを持てばその超絶テクニックにファンキー末吉をはじめ、それが放映された特番を見ていた全ての人間を唖然とさせた。

いや、厳密に言えば「超絶」というより「真っ白」であったため、ファンキー先生が教えるチョーキングやライトハンドなどロック的な新しい奏法をあっと言う間に自分のものにしていったということだろう。

ファンキー末吉ロックスクール「第三期生」の中心人物となった。

その後「お前は関西人かっ!!」と言いたくなるほどのキャラを持つ「長男の嫁」や、これまた美少女の「ホクロちゃん」などのキャラもその下に現れるのであるが、
わけあってその時代の映像や写真はUPされていない。

そして3年のブランクを経て今回訪朝し、
今のメンバーと初めて出会うこととなる。


「第五期」メンバーの中心人物、
ギター&ボーカル:リュウ・イエギョン 通称「部長」

692011Bucho.JPG

いやーこの娘にはもう振り回されっぱなし!!

私の目から見ても「新人類」であるが、
北朝鮮の社会の中でも、もうこの子達の世代は
「戦争を知らない子供達」ならぬ「革命を知らない世代」である。

第一期生たちが
「先生の言うことは絶対に聞かねばならない」
という感じだったのに対して、
この世代の子たちは
「はっきりと自分の意見を言う」

そしてその意見が先生と違っていても
「自分の意見を通す」
という世代である。

思えば「末っ子」の世代にもそういう風潮はあった。
「お客さんが来たら必ず出迎えとお見送りをするのよ」
ということになっているにも関わらず、
末っ子や部長はよく考えたら結局一度も来たことがない。

その時になるとす〜っといなくなるのである(笑)

「イヤなものはイヤ!!みんなはやっても私はやりません!!」
という世代なのかも知れない。

いや、北朝鮮の世代が徐々にそのように変わって来ているのかも知れない。

それは「一人っ子」がもたらす「核家族」の影響かも知れないし、
中国をはじめとする巨額の投資を受けての「経済」の変化が原因かも知れないが・・・


「第六期」メンバー
ベース&ボーカル:リ・ヘジョン 通称「ペコちゃん」

692011Peco.JPG

第一期メンバーの「アネゴ」が「歌いながら弾く楽器」としてベースを選んだのとは違って、
アコーディオン奏者(北朝鮮では「楽器」と言えばアコーディオン」なので多くのプレイヤーがアコーディオンを演奏出来る)でもある彼女は、
純粋に「ベース」という「楽器の面白さ」に魅力を感じて始めたように見受けられる。

その「吸収力」は「末っ子」に共通するものがあり、
オクターブランニングからスラップ奏法までをあっという間に習得する。

「じゃあみんなで曲を作ろう」とか
「みんなで詞を考えよう」とかの時にも積極的に意見を言うという面も持ち合わせている。

692011Meeting.JPG

こと北朝鮮では全ての面において「リーダー」は絶対であり、
そういう意味では「部長」はこのクラブでは「絶対的」に君臨している。

「リーダーに逆らうこと」は即ち「国家に逆らうこと」と同等であるというぐらいこの国ではその「秩序」に厳しい。

しかし私が感じる最近の北朝鮮では、
もっと「合議制」に近いというか、
感覚的な言葉で言うと・・・ユルい感じ・・・
になって来ているのではと感じることがある。

たかが「クラブ活動」なのであるが、
昔はもっと「肩肘張った」ものであったような気がするが、
今では「けいおん」のようなユルさが生まれて来ているような気がする。

(しかし厳しいところは厳しい部長)
692011Lyrics.jpg

(でも笑うとやっぱりカワイイ部長)
692011BuchoSinging.JPG

というわけでこのペコちゃんと部長が中心となってバンドを引っ張ってゆくことになるのだが、
第一期のバンドに実はボンボンちゃんがそうであったように、
「バンドの音楽的な中心人物」というのが存在したりする。


「第六期」メンバー
キーボード&ボーカル:キム・ソヨン 通称「ハナちゃん」

692011Hana.JPG

思い起こしてみれば、今回作ったオリジナル曲のメロディーは、
結局のところ彼女が全部生み出したと言っても過言ではない。

部長はとどのつまり「採択する」という「役割」なのだ。

例えば
「やーね〜 誰かここんとこ何かアイデアない?」
と部長・・・

そんな時に率先してメロディーを口ずさんだりするのが彼女である。

692011LetsCompose.jpg

さて写真の後ろの方で所在なく立ちすくんでいるこの少年。

彼こそがこのバンドで最年少であり、
唯一の男の子であるドラマー!!


「第八期」メンバー
ドラム:キム・イルピョン 通称「一平」

692011Ippei.JPG

「イルピョン」というのを漢字で当てれば「一平」ということで私達も「一平」と呼んでいるわけだが、
まあ最年少も最年少、最年長の部長から見ると3歳も年下なので、
部長をはじめ、いろんなところから
「こらイルピョン!!私の上着取って来い!!」とか、
あれしろこれしろといろんな声が飛ぶ。

女性ばかりのクラブの中でひとり男、そして最年少となると、
まあ「オソロシイお姉様方」の「パシリ」となるわけである。

また本人いたって性格が明るく、
何を押し付けられても笑顔で使いっ走るので、
そういう意味でもクラブの全女性からマスコット的に愛されている。

当然ながら曲を作るだの詞を作るだの、
意見を出したところでまともに取り合ってもらえないのだから、
みんなが喧々囂々話合ってる時もひとりアクビをしたり、
ぼーっとしててそれをまた突っ込まれてやいのやいの言われるわけである。

692011IppeiAkubi.JPG

一番面白かったのは、お姉様方3人が順繰りにインタビューを終え、
最後に一平に「お姉様方はオソロシイ」ですか?とインタビューした時、
横に並んだお姉様方(特に部長)が一斉に、
「あんた!!余計なこと言ったらコロスわよ!!」
ってな感じでニラミを聞かせたシーンである。

それをチラ見した一平、生ツバをごくりと飲んで、
「お姉様方はみんな優しいです」
と答えたということは言うまでもない(笑)


そんなこんなで楽しく、あくまでもユルく、
彼女達のオリジナル曲が完成した。

6月9日高等中学校バンド2011年版
「学校へ行こう!!」

メロディーは全部彼女達自身によるもの。
アレンジは私が提示したものを部長を中心に彼女達自身が自分で選んだもの。
詞はもともとこの学校の先生か書いてあったものを元に、
彼女達が自分たちで変えたり付け加えたりして作り上げた。

変な輩に突っ込みされる前に書いておくが、
彼女達が加筆した部分に「将軍様」という一節がある。

私は敢えてそれを変えろと言わなかった。
(もちろん言ったところでそれは「将軍様を否定すること」になるのだからこの国では削除することは不可能なのだが)

今となっては私は
ロックの様式美に「悪魔」だの「ハイウェイ」だのがあるように、
「そこにそれを持って来ると曲が締まる」
のではないか、
もっと言うと
「それがなくては曲が締まらない」
ぐらいのアイテムとなっているのではないか、とそう思う。

うちのおふくろやその世代の日本人に
「天皇は神様じゃないんだよ」
と言ったところで理解出来ないのと同じように、
この国の人に私たちの常識を伝えたっておいそれとは理解は出来ないだろう。

同じように私たちにとって彼女達の「常識」を理解することは非常に難しい。

でも世が世で、私が見た「現代の北朝鮮の若者達」が、
神様が「死ね」と言ったら躊躇なく敵に向かって自爆するような、
そんな世代ではもうないのではないかと強く感じる。

北朝鮮はどんどん変わって来ている。
それが日本人には見えないだけである。

彼女達北朝鮮の若者、そして日本の若者達が、
今の大人達が成し得なかった「新しい関係」を作っていってくれることを切に願う。

692011BuchoAndPeco.JPG
(あらまあ、大きく出たわねえ・・・と部長(笑))

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