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2010年11月22日

墓参り

こんな和佐田ツアーでもなければ
実家も引っ越してなくなってしまった香川県に来ることなどないだろうから、
岡山のライブの後に終電で高松の友人宅に向かった。

上原訓(さとる)・・・
私がコラムを連載していた「タウン情報かがわ」の
おもろいコーナーに投稿していた高校生だった彼は、
今や嫁も子供もいる立派な社会人である。

香川県に来るといつもこの上原邸に泊めて頂いている。
坂出で生まれ育った私でさえあまり聞いたことがなかった「三木町」という、
八王子のうちの辺りがどれだけ都会かと思うほどの田舎である。

どれぐらい田舎かと言うと、ある朝ひとりでジョギングに出た時の話。
よくある話で道に迷った。

上原邸の近くにはため池があったので
それを目指せば帰って来れると思ってたのが大間違い!!
香川県は基本的にため池だらけなのである。

困り果てて電話をした。
「私はどこにいるのでしょう・・・」
上原は言った。
「何が見えますか?」
ワシは答えた。
「田んぼしか見えません」
上原は言った。
「それではわかりませんねえ・・・
何か目印になるものが見つかったらまた電話下さい」

ワシは走った。
田んぼ道をひたすら走ったら信号のある交差点に出た。
電話をした。
「信号があるよ」
上原は冷静にこう答えた。
「それはそれは遠くまで行ったもんですねえ・・・」

そんな上原邸に久しぶりに泊めてもらい、
翌日上原の車でお墓まで送ってもらった。

SueyoshikenoHaka.jpg

この末吉家の墓は数年前に他界したうちの親父が作った。

両親が離婚して母親方に引き取られたワシは、
実は父親とは30年疎遠であった。

爆風スランプが高松に来れば宣伝カーを雇って自作の爆風うちわを配って廻るうちの親父が実はワシとは疎遠であったことを皆想像だにしない。
おふくろが子供の姓を変えまいと末吉姓のままでいたからなおさらである。

モンゴルの草原ロックフェスティバルに出演してる時に、
病院から親父がガンでもう助からないと聞いてまず思ったことが、
「ああドラマー家業でよかった」ということである。
特に中国では親のことはどんな仕事よりも優先されるので、
ワシは全ての仕事をキャンセルして香川県で親父に付き添った。
親父は再婚しておらず、私はたったひとりの子供なのだ。

親父が生きているうちに是非やっておきたかったことが、
「末吉家」というのは一体どうなっとるのかを調べることだった。

これはボケも入っていて鎮痛剤のモルヒネも効いている親父から聞き出すのは無理なので大変だった。

母方の親戚ならいざ知らず、
父方にも親戚と呼ばれる人はたくさんいたが、
彼らと大喧嘩をして故郷を飛び出した私には、
それが親父とどういう関係なのか皆目わからないのだ。

家を知っている親戚のところには直接会いに行って聞いた。
向こうはテレビなどで見て私のことは知っているが、
私にとっては長年の疑問、
「あのー・・・それでお宅はうちの親父とはどういう関係なんですか」
と・・・

1ヶ月近くかかってわかったことは、
親父には種違いの兄がひとりと、
両親を同じくする弟がふたりと、
腹違いの弟がふたりいることだった。

両親を同じくする親戚は私も幼少の頃から付き合いがあったが、
その他の親戚はあまり縁がなかった。
聞けばいろんな問題があって長くもめてたというのが原因であったようだ。

しかしどの親戚のところにも晩年の親父は出没していたところを見ると、
きっと親父はこの親戚を何とかまとめようとしているのではないか、
そう思って、何とか葬式には全親戚を集めることが出来たのは唯一の親孝行だったと思っている。

しかしこんな人間関係の問題より、
何よりも問題なのがこのお墓の問題であった。

おふくろが末吉姓を名乗っているのでまた話がややこしくなっているのだが、
普通だったら私は両親の離婚によって母の旧姓である柏木姓となり、
末吉家ではなく「柏木覚」という「柏木家」の人間となっていたはずである。
末吉家には直系の子供は私しかいないが、
まさか柏木覚さんが末吉家の墓を継ぐわけにもいかんじゃろう・・・

また「本家」だ「分家」だというわけのわからんしきたりがあり、
親父には両親を同じくする弟が近所にいて、
そこには立派に息子さんもお孫さんもいらっしゃるのだから、
親父が他界した時点でそれこそそこが「末吉家」なんだろうと思ってたら、
「うちは本家ではない、お前んとこが本家じゃ」
と言われても困ってしまう。

お前んとこって・・・私ですか?・・・

両親の離婚の時に「末吉家の財産を守るため」という名目で、
「子供を自分にもらえるなら」と全ての借金を背負って家を出たおふくろ、
おふくろは自分が死んだらどっかのお寺に位牌だけを預けるつもりのようだが、
私ゃてっきりその隣にでも自分の位牌が並べられるのかと思ったら、
何とこの末吉家の墓に入れと皆が言うのである。

じゃあおふくろは?と聞くと、
「あれは柏木家の人間だから関係ない」と言う。

なんぼしきたりでもそれはないんとちゃうん?

すぐ近所に一番「末吉家」を守っている弟がいて、
そこが「本家」となって先祖代々末吉家を守ってゆくのが一番「末吉家」のためだと私は思うのだが、
「弟は本家の墓に入れない」というしきたりがまたあるらしく、
もうその親戚は自分の立派な墓を作ってしまっているらしい。

香川県、そしておふくろの親戚にも聞いてみたら、
みんな「弟は本家の墓に入れない」と言うが、
誰ひとりとして「何故か」という明確な答えは持っていない。

困り果ててお寺さんに聞いてみた。
答えはこうである。

「仏教の考えにおいてはお墓に誰が入ってはいけないというのはありません」

つまり何か仏教以外の考え方により、
この狭い日本の国土に無数の墓が生まれ、
そのほとんどが継ぎ手がいなくて無縁仏化していると言うのだ。

「くれる言うもんやからもろとったらええやないか」
という知り合いの一言で私は意を決しておふくろにこう言った。

「仏教ではどのお墓に誰が入ってもええと言うから、
おふくろいっそのことあんたあの墓に入らんか」

私には姉がいて20歳で事故で亡くなっている。
だからおふくろはいつも遠く坂出まで行ってこの墓参りをするのだ。

「まあ親父のことは今でも嫌いかも知れんがのう、
俺も死んだらそこに入るからまた家族4人で毎日また親父と喧嘩しときぃ」

これで親戚がまた文句でも言おうもんなら私はもう知らん!!
この墓は誰も貰い手がいなくて無縁仏になるところを私が貰い受けたのだ。

私の自由に使わせてもらう!!

現在位牌は今おふくろんとこの仏壇にある。
おふくろは姉の位牌と共に末吉家代々の位牌、
そしてあれだけ嫌っていた親父の位牌にも毎日手を合わして拝んでいる。

墓問題はこうして解決したが、墓参りは・・・やっかいである。
もう誰も坂出では住んでないのだ・・・。

上原の家で不思議なものを見つけた。

UeharakenoMiniHaka.JPG

精巧なお墓のミニチュアである。
石も本物の墓石を使い、
本物の上原家の墓を細部まで完璧に再現している。

ワシは思う。
30万以上かかるというが、もう全ての墓はこれでいいのではないか(笑)
役に立たない悪しき風習よりも祖先を敬う心が大切なのだ。
「私のお墓の前で泣かないで下さい」
誰もあのごたいそうなお墓の中で眠っているわけではないのだ。

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