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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2009年5月23日

ストリングスアレンジは楽し!(難し!!)

結成十周年記念で毎月ライブをしつつ毎月新曲をリリースしている。
今月の23日には5枚目のアルバム「Wings」を再現しようということで、
何とライブにストリングスオーケストラを呼ぶことになった。
今一生懸命アレンジをしている。

ワシが最初にストリングスを書いたのは1995年、
ソロアルバム「亜洲鼓魂」のレコーディングでのことである。

当時はまだ便利な楽譜編集ソフトなどなかったから大変であった。
パソコンで打ち込んだMIDIデータを見ながら手書きで10段譜以上の譜面を書いてゆく。
ヘ音記号、ト音記号まではいけるが、ビオラはハ音記号なのでやっかいである。
当然音符にミスがたくさん出る。

ひとつひとつチェック・・・

それだけではない。
ブラスやストリングスなど生楽器というものは使う音域によって響きが全然違うので、
同じドミソでも選んだ音域によって和音の響きが全然違うのである。

そして今でも時々間違うことがあるが、
シンセでは音が出てても、実際には生楽器の音域から外れてる場合もある。

ひとつひとつチェック・・・

ええい!!出来るわけないやないかい!!
というわけでその時はさすがにプロの手を借りた。

オーケストラアレンジャーの松原さん。
「大きな玉ねぎの下で」のオーケストラバージョンをアレンジしてくれた人で、
更には爆風スランプの映画「バトルヒーター(あったなあ・・・そんなん)」
のサントラを担当した人でもある。

松原さんが譜面をチェックしてくれたり直してくれたり、
更には木管を書き加えたり書き下ろし部分を作ってくれたり、
こうして今では中国のロックのスタンダードとなった「亜洲鼓魂」は完成した。
言わば松原さんは私のストリングスの師匠である。

あれから師匠の教えを胸に抱いてひとり立ちした。
日本のオケの人には意地悪な人もいて、
わざとミストーンをしてアレンジャーの耳を試したり、
あの手この手でアレンジャー潰しをやる。

それに耐えながら耳と腕を鍛え、
映画「香港大夜総会」のサントラや、
ノイズファクトリーのフルオーケストラアレンジや、
キム・ヨンジャのアレンジをした時にはディレクターに
「ドラマーがどうしてこんなこと出来るの?」
と言われてちょっとこそばゆかった。

中国に渡ってからも、もう数十曲にわたってストリングスを録音した。
この「Wings」もそのひとつである。
今では一声かければ小沢征爾が使うオーケストラが集まる。
(まあ奴らはギャラさえもらえば誰のアレンジでもやるのであるが)
もうみなさん顔なじみである。
冗談を交わしながら、あの難解な変拍子の曲を30分で録り終えてしまった。
やはり相当な腕前であると言えよう。

まあもし中国でライブをするならその連中に来てもらったり、
予算の都合もあるなら音楽大学の学生に来てもらったり、
大きなコンサートでも当てぶりの学生を呼んだりしているので、
まさかブッキングと言うものに困り果てるとは夢にも思っていない。

「末吉さん、ストリングス本当に大丈夫ですか?」
と心配するスタッフに
「何言うてんねん!
日本にやってどれだけの学生とアマチュアオーケストラがある思てんねん!
大丈夫!大丈夫!」
とタカをくくっていたら、
これがまた当たっていた全ての学生のオーケストラ、
全ての街のアマチュアオーケストラなどは全てNGであった。

万事休すである。
途方に暮れながら電話帳のデータを隅から隅まで開いていたら、
ふとこの松原さんのデータが見つかった。

当時の電話帳のデータである。
携帯電話などない時代、当然自宅の電話番号しかない。
ダメもとで自宅に電話をして、
ご本人かどうかわからない留守番電話にメッセージを入れた。

もしこの電話が松原さんの電話でなければ、もう次のライブは
「告知しておりましたストリングスオーケストラとの競演は中止になりました。
メンバー4人による演奏でお楽しみ下さい」
という羽目に陥っていたのであるが、
待つこと半日、何と松原さんから折り返しの電話があった。
奇跡的に10年間引っ越してなく電話番号が変わってなかったのである。

無理を承知で頼んでみたら快く引き受けてくれた。
持つべきものは師匠である。

北京に帰り、「Wings」の譜面を探し出し、
86442の譜面を6422に手直しする。
(コントラバスを外して、大編成を中編成に直す)
このライブのみでしか聞けない書き下ろし曲は
師匠と分担して今アレンジをしているというわけだ。

どんなライブになるのか蓋を開けてみなければわからない。
失敗したら失敗したで、
成功したら成功したで、
泣いても笑ってもこの日だけの「1 time performance」となる。

X.Y.Z.→Aの歴史、いや日本のロック史に残るライブにしたいと思う。
スケジュールの合う人は是非見に来られたし!!

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