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2008年11月30日

風邪をひき、日本帰って、何故かAnthem(字余り)

iPhoneの「天気」というアプリで調べたら北京の最低気温は連日零下である。
そしてワシの院子は基本的に外気と温度差がない。
つまり石炭が消えたら即零下なのである。

「そりゃ風邪もひくわい」とばかり日本に脱出した。

嫁が「それなら私Anthemのライブ行きたい!!」
筋金入りのAnthemファンである。

三十路前だというのにいきなり3人の子持ちとなっていっぱいいっぱいの嫁である。
メタルを聞いて少しでも発散出来るのならそうしてあげたい。

上のふたりの子には留守番をさせ、
嫁と下の子供を乗せて車で川崎に向かった。

車の中で子供は熟睡。
こりゃええわいと思ってたら、
よく考えたら車の中で熟睡ということは着いたら起きるということである。

駐車場に車を停め、嫁を会場に送り出したら案の定子供が起きた。
このまま寝ててくれたらワシも車で寝れてよいのじゃが、
子供ばかりはそうも親の都合のいいようには動いてくれない。
どこか子供をあやせるところはないものか・・・

そうじゃ!!楽屋があるではないか!!

Anthemとは何度かイベントで一緒になってはいるが、
メンバーとはさほど親しいわけではない。
ドラムの本間くんはドラマー同士で親しいので訪ねて行こうと思ったら、
このツアーは本間くんが怪我のためMAD大内が叩くと言う。
ま、大内も知り合いなので大内を訪ねて行けばいいか・・・

子供を抱いて裏の楽屋口から会場に入る。
そう言えばワシはマスクをしているので見ようによっては女性に見えたのかも知れない。
楽屋口からでかい態度で入って来るワシをスタッフは誰も止めようとしない。

「あんたの子供よ!!認知してちょうだい!!」

と殴りこみに来たとでも思ったのだろうか・・・
ずんずんと進むワシ、固まるスタッフ。

まさにステージに出ようとするMAD大内を発見。
「大内ぃ!久し振りやなあ。ワシや、末吉やぁ」
目を細めてワシを確認し、懐かしがる大内。
「わぁ、ファンキーさん、久しぶりぃ。
いや、こんな小さい子がいるんですか、貸して貸して、抱かせて」

いきなり怖いおじさんに抱きかかえられた息子、
火がついたように泣きだす。
今からの大音量のステージよりも更に大音量である。

「あかん、あかん、怖いおじさんがいっぱいか、外に出よ」
子供を抱いて再び外に出るワシ。
しばらく楽屋口の外で子供をあやす。

「ファ、ファンキーさん、寒いですし、ど、どうぞ中へ・・・」
メタル界では「鬼のバンマス」と異名をとる柴田くん、
出番前の緊張感を台無しされてもさすが「大人」である。

「いいんです。怖いおじさん達がいっぱいなんでびっくりしただけなんです。
ステージ始まったら中入りますからご心配なく」

柴田くん達メンバー一同、
お前の顔の方がよっぽど怖いわい
と心の中で拳を握り締めながらステージへ。

ワシ、頃合いを見てだましだまし楽屋口から中へ。
爆音の業界席ではまた泣くので
機材ケースが山積みされたステージ裏で子供に飯をあやす。

AnthemBackstage.JPG

3度のアンコールを終え、
嫁のために楽屋に戻って来たメンバーにサインをもらい、
「ほな」
とばかり会場を後にするワシ。

当日券をちゃんと買って入った嫁も大喜びである。
世界平和は家庭平和から!!
ワシはまたAnthemのチケット代のために、
そしてGoods代、CD代のために働くのじゃ!!

ゆっくり挨拶が出来なかったが、
Anthemのみなさん、素晴らしいステージをありがとう。
(こぼれる音でしか聞けなかったが)


世のメタルファンよ(女性)!!
子供が出来てもメタルを愛し続けるよーに!!
そしてその旦那よ!!
メタルを愛する嫁をこよなく愛し続けるように!!

そしてその子供よ!!
怖いおじさんを見ても泣かないよーに!!

世界平和の道はまだ険しい・・・。

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